金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

山用雨傘は街歩きにも快適

2011年02月15日 | うんちく・小ネタ

昨夜の雪は今朝(2月15日)は小雨に変わっていた。ぬかるむ道をモンベルの山用折り畳み傘を指して駅まで歩いた。

雨降りの山で意外に役に立つのが折り畳み傘だ。稜線など風の強いところを除くと雨具のフードを外して傘をさして歩く方が快適だ。今まで安い折り畳み傘を山に持参していたが、骨がひしゃげたので思い切ってモンベルの雨傘を昨日買ったところだったので、まず通勤に使ってみた。「思い切って」というのはこの傘(ウルトラ・ライト トレッキングアンブレラ)は4,200円と少し高いからだ。

だがこの傘、ウルトラ・ライトというだけあって非常に軽い。バリスティクナイロンという一般の記事の半分ぐらいの重さの生地を使っているからだ。また水はけが非常に良く一振りで雨滴を切ってしまう(新しい傘だからか?)。軽くて小さくて山のザックに常備するのに適しているが、通勤や街歩きにも適している。通常ならワイフに駅まで車で送って貰うような気象状況だったが、新しい傘を使いたくて雪道を歩いて通勤した次第だ。

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ダイナミックパッケージ、海外旅行の一つの選択

2011年02月15日 | 旅行記

4月初旬に台北に旅行する予定をたて、JTB等旅行会社に当ってみたが、気に入るパッケージがなかった。何が気に入らないかというと、安いパックでは出発便から泊まるホテルまで総てが出発近くまで確定しない。一方JTBの店頭で調べたところ、出発便やホテルを特定できるパックはあるが、こちらは2泊3日で9万円以上とやけに高い。

そこで選んだのが、世界最大のダイナミック・パッケージ会社エクスペディアを使う方法。こちらでANAの日中便往復、ホテルはロイヤル・ビズ台北3泊のパッケージを組むと一人6.2万円だったのでこれに決めた。

ダイナミック・パッケージとは2002年頃から欧米の旅行会社が始めたオンライン予約システムで、フライトとホテルを自分の好きな組合せで選択し、オンライン予約をするシステムだ。航空券はeチケット(チケットレス)なので、航空券等のデリバリーは何もない。

ダイナミック・パッケージを使うのは初めてだが、どうして今ダイナミック・パッケージの話を書くかというと、今日の読売新聞に「ダイナミック・パッケージ」の囲み記事が出ていたから。本当はトラブルの有無等を含めて旅行後に記事にしたいところだが、とりあえず旅行前の段階でメリット・ディメリットをまとめてみた。

【メリット】

ホテルの選択肢が広くかつ選びやすい

ホテルの特徴、値段、サービス(朝食が付くかどうかなど)、利用者の評価などが分かりやすく表示され、予算と合わせて選びやすい。

フライト・ホテルの予約がその場で完結する。このオンライン処理の素早さには驚いた。例えば国内旅行でJR系の列車・ホテルパックをオンライン予約しても、その場で完結せず、翌日メール等でコンファームされることが多いが、エクスペディアはその場で完結する。まさに完全リアルタイムのオンライン処理だ。ただし正確にいうと1日後フライトの若干(数十分)の変更申し出があったが、問題がないので了承した。

手間がかからない

旅行会社の店頭に行くと待たされた上「これを書け」「あれを書け」とやたらに時間がかかるが、エクスペディアのオンライン予約であれば、10分程度で終わる(ホテルやフライトを選んでいる時間は別として)。

入力情報も必要最小限なので手間がかからない。

旅行料金は安いか高いか?

これは何と比較するか?による。例えば旅行会社の店頭で同じパッケージを組むのと較べると相当安いだろう。ダイナミック・パッケージは人件費やデリバリーコストを極限まで抑えているからだ。だが「フライト・ホテルおまかせ型」の格安パックよりは高い。また旅行までの時間にもよると思われる。ダイナミック・パッケージでも旅行直前に安いパックを探すことはできそうだ。

【ディメリット】

しかし幾つかのディメリットはある。

第一に空港からホテルまでの足のサービスがない。ただこれはプラスの面もある。パック旅行に乗っかると、行きたくもない土産物屋を連れまわされることが多いからだ。

次にフライトの変更は「キャンセル・新規の予約」と扱われることがあるので要注意だ。実はオンライン登録時にワイフの姓名を逆(名前の欄に姓を入力した)に入力してしまった。送信後直ぐに気が付いて訂正するべく電話をかけた(訂正の方法が分からないので)が、日曜日の故か話中でつながらなかった。翌日電話で訂正を申し入れたところ「キャンセル・新規予約となり手数料がかかる可能性がある」と言われた。フライトの変更と重なったので結局手数料は取られなかったが要注意事項だろう。

最後は初めてダイナミック・パッケージを使うことからくる若干の不安。というのは、旅行代金はクレジットカードで支払い済みなのだが、エビデンスはオンラインの画面をプリントするだけだ。パスポートを持って(当たり前だが)、プリントを航空会社のカウンターで提示すると搭乗券が貰えるし、ホテルではプリントを示すだけで良いという。いわゆるバウチャーがない。何とも簡単なのだがホテルでトラブルが起きないかどうか若干の不安は残っている。

エクスペディアによると、エアラインもホテルもリコンファームの必要はないというが、ホテルには一度確認の電話かメールを入れてみようか?と考えているところだ。

もしその他の問題が発生すればまたブログで紹介します。

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日本のデフレは「リヤ王の悲劇」と同根

2011年02月14日 | 社会・経済

2月10日付のエコノミスト誌には幾つか日本に関する記事が出ていた。大相撲の話も紹介したいのだが、こちらは今月の雑誌ネタに使うことにして、今日はデフレ関連の話を紹介したい。

同誌は「日本は輸出大国だが、スイスに対しては赤字だ」と書き出す。何故ならロレックスのような高級時計を輸入しているので貿易収支は赤字。同様にフランスとイタリアに対しても、ボルドーのワインやマスカルポーネ(クリームチーズ)やアルマーニを輸入しているので赤字。

日本では車、電子製品、日常衣料品の値段は下落しているが、ラグジュアリーな商品の値段は落ちていないと同誌は書く(私がネットで見るところでは、ハンティングワールドなど有名ブランド製品もかなり定価割れで売りに出ているが)。

ここで同誌は50万部売れた藻谷浩介氏の「デフレの正体」を紹介して、藻谷氏は「日本ではデフレは通貨政策上の問題よりも、悪いビジネス上の意思決定と人口動態の問題だ」と主張していると述べる。悪いビジネス上の問題とは異常に低いROAでも当該ビジネスから撤退しないような企業行動を指すのだろうが、この記事の主題は人口動態の方になる。

また同誌は日銀の白川総裁が2月7日のカンファレンスで、デフレの基本的な原因は労働者数の減少と生産性の伸びの鈍化で、金融緩和だけでデフレを止めることはできないと主張していたと述べる。

藻谷氏と白川総裁の意見が一致するところは、企業は高齢者の潜在的な消費力を引出すような商品・サービスを提供するべきだという点だ。白川総裁はヘルスケア、介護、ツーリズム、レジャーで需要が拡大していると信じている。彼は過去10年でフィットネスクラブの粗利益が4割拡大したのは、長寿化にともない健康に対する関心が高まったからだと考えていて、規制緩和がこれらの方面の供給を拡大するだろうと述べている。

藻谷氏はもっと厳しい見方を示す。彼は高齢者は「手持ち資金を子ども達に渡し過ぎると子ども達から見放される」と感じる「リヤ王」コンプレックスにかかっているという。

被相続人が長生きすることは、一方で相続人が高齢化することを意味する。藻谷氏は相続人の平均寿命は67歳であるといい、相続税の引き上げにより、高齢者では子どもではなく、孫達に贈与が起きるのではないか?と税制改正を歓迎している。

☆   ☆   ☆

確かに相続人が高齢化すると、使うこともないお金のバトンタッチが繰り返される可能性が高いので、高齢者より孫に資金が移転するような税制改正は「デフレ対策」の点では意味があるかもしれない。

だがこれらの提言には重要なあることが欠けている。つまりお金を使う側、高齢者の視点が欠けているということだ。

人はただ肉体的な健康さを維持するために、ヘルスケアに努めたり、フィットネスクラブに通うのだろうか?お金を出して手取り足取りのツアー旅行に参加するだけで満足が持続するのだろうか?

これは個人的な意見が分かれるところだろうが、私は人には「持続するモチベーション」が必要だと考えている。また「中高年向け」とか「高齢者向け」という商品区分も嫌いだ。

むしろ高齢者あるいはリタイアした人に対して「あなたはまだまだ自己実現できることがあります。〇〇をしましょう」といった企画があれば乗りたいと思っているし、そのような企画を作り出したいとも考えている。

一つ思い出すのは、60歳を過ぎてヨットで単独世界一周を成し遂げたフランシス・チェチェスターの話。約1年の航海を経てプリマスに向かう彼のヨット・ジプシー・モス号を迎えたのは英国民の熱狂的歓迎だった。彼の航海は記録的には目新しいものではない。60歳を過ぎても夢を失わないチェチェスターに人々は激しく共鳴したのである。

僕達が自分の心の中に自分のジプシー・モス号を持つ時、僕はリヤ王のコンプレックスを超えることができると考えている。

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雪の蓼科・宅配に官民の本気度の違いがでた

2011年02月13日 | 旅行記

2月の三連休の初日11日金曜日。某ロータリークラブ・トレッキング同好会の人たちと蓼科東急リゾートに行った。会員の方の別荘に泊まり、手作りの夕食を楽しみ、翌日はスノーシューハイキングをしようという趣向だ。

午後3時に茅野に到着。駅レンタカーでマツダ・ビアンテ4輪駆動タイプを借りて東急リゾートに向かう。8人乗りのワゴンタイプのビアンテは中々快適。スタッドレス+4輪駆動の威力は抜群でビーナスラインから東急リゾートへの道を快適に登っていった。

だがここで問題が発生。東急リゾートにはいって1km程走ったところで渋滞が始まった。

Yukinotatesina2

仲間が渋滞の先頭まで歩いて行って確認したところ、上り坂で登れずにずり落ちてきた車が玉突き衝突を起こしてレッカー車が出動中ということだった。

Yukinotatesina

東急ハーヴェストに家族連れで向かう人も多く、子供たちは車の外に出て雪遊びで退屈を紛らわしていた。私は運転席から離れるわけにもいかず、宵闇迫る雪の林の写真などを撮る。

結局2時間以上立ち往生していたが、午後7時半には別荘到着。ところが問題はこれからである。事前に依頼しておいた宅急便が届いていないのだ。午後4-6時で指定していたから雪道の渋滞に巻き込まれたのだ。

宅急便は二つあった。一つは富山から送った鰤しゃぶ用の鰤、こちらは民間の宅配業者に依頼していた。もう一つはワインと日本酒。こちらは知り合いの酒屋さんから送ってもらった。

鰤の方は遅延について携帯に連絡があり、しばらくしてから到着。ところが酒の方は一向に連絡がない。注文した酒屋さん経由で宅配を依頼した日本郵便に確認して貰うと、配達したけれど不在なので持ち帰った、今日再配できるかどうか分からないという嘘の返事が返ってきた。

この雪の渋滞の中日本郵便の車だけが通れる訳がないし、不在連絡の紙もない。全く見え透いた嘘である。厳しいクレームの電話を入れたところ半時間程して漸くお酒が届いて無事落着となった。

この一件だけをもって、民間の宅配業者は責任感があり、日本郵政の宅配担当者はいいかげんだ決め付けるのは乱暴だが、日本郵政には不信感を持った次第。

とはいえ雪の中を走り回っている宅配業者さんには感謝。おかげで楽しい一夜を過ごすことができました。

ついでにいうと、東急リゾート内の渋滞をさらに悪化させたのは1台の乗用車が蓼科東急ゴルフコース手前の上り坂で何度も何度もスリップして喘いでいたことだった。どうもタイヤが悪かったようだ。

雪国にドライブする時は車とタイヤのチェックは十分していきたい。4輪駆動車でないと、急な坂道では苦労することが多い。もしマイカーの雪対策に自信がなければレンタカーを借りることである。雪国のレンタカーはちゃんとしている。今回借りたマツダのビアンテは安心出来る車で燃費も良かった。

駅レンタカーもちゃんとしていた。完全に官から離れた方が良いサービスが提供できるという一例かもしれない。

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節約精神は雪にも負けず

2011年02月11日 | うんちく・小ネタ

今朝(11日)の折込広告に、車で10分程の安売り酒店の閉店セールス案内が入っていた。昼から蓼科まで出かけるというイベントはあるが、安売りの魅力に惹かれて10時の開店時に出かけてみた。朝からみぞれ雪が降る悪天候だが、安売り店エルに着くと早くも駐車場はほぼ満杯の状況だったが幸い1台分のスペースがあったので、車を止めワイン数本とウイスキー、お菓子などを買った。1千円弱のワインが100円から200円安かったから雪の中を来た甲斐があった。

でも僕なんて余り買い物をしていない方だ。台車にビールを何ケースも載せて車を往復している人が目についた。

本当の節約は余りお酒を飲まないことじゃないか?などと思った次第(大きな声でいうのは天に唾するようなものですが)。でも飲まなければいられないお酒なら安い方が良い。

ところで一時は盛況だったお酒のディスカウント店。どうして閉店に追い込まれたのだろうか?詳しい事情は分からないが、推測するに食品スーパーやドラッグストアが安くお酒を販売するようになったので競争力がなくなったのかもしれない。ディスカウント店には厳しい冬となった。

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