金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ラフロードを5時間ようやく登山口へ

2017年10月16日 | ネパールトレッキング
カトマンズから荒れた道を四輪駆動車で5時間走りようやく登山口のドーンチェに着いた。

道は5年前に来た時より悪くなっている。ガイドによるとメンテナンスができていないからだそうだ。震災復興のため幹線道路の補修に資源が回り、田舎道は捨て置かれているのかも知れない。
ドーンチェのホテルでは無料wifiを使うことができた。5年前は有料だったので、こちらは改善していた。少しづつだがネパールも進歩している。
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不便さが懐かしいネパールの旅へ

2017年10月15日 | ネパールトレッキング

この日曜日(10月15日)からネパールに入る予定だ。

トレッキングで過ごす日が多いが、地震で壊れた小学校の復興現場も訪問する予定だ。

復興資金は我々のボランティア団体で用意しているのだが、復興作業は中々進まない。

当局の再建許可が遅れたことや、資材不足、熟練工不足などが原因のようだ。この辺りの実情をこの目で確かめて、ボランティア団体の幹部に報告するのもミッションの一つだが、どれ程理解されるかは今から疑問に思っている。

それは我々が「便利すぎる社会」に住んでいて、不便な国の状況をストンと理解できなくなっているからだ。

ネパールは不便な国だ。ちゃんとしたホテルでも時々停電することがある。風呂の蛇口をひねっても暖かい湯がでないこともある。お湯を貯めるタンクが空になっているのだ。

トレッキングに行くとロッジで「明日の朝食は何時にする?」と聞かれる。しかし頼んだ時間に食事がでることはほとんどない。コックさん達は怠けている訳ではない。ただトレッカーから様々なメニューのオーダーが入ると薪ストーブの火口が限られているので遅くなってしまうのだ。

日本の山小屋は朝も夜もメニューは一つなので、大量の食事を手早く用意することが可能だが、ネパールでは違う。トーストを頼む人もいれば、サンドイッチの人もいる。Porridgeというお粥を頼む人も多い。飲み物も各種のお茶からコーヒーまで様々だ。

これはネパールでトレッキング文化を生み出したイギリス人の教育によるものだ。

効率よりも個人の嗜好を大事にしている訳だ。

余談になるけれどお粥Porridgeを最初に頼んだ時、甘い味付けのオートミルが出てきて閉口したことがあった。

次の日には「僕のお粥は甘味抜きで作ってくれ。塩をふるから」と注文。Yes sirと返事は良かったが出てきたのは相変わらず甘いお粥だった。イギリス人に仕込まれた彼らからすると甘味のないお粥は出汁の入っていない味噌汁のようなもので、作ることができないのだろうと私は好意的に解釈したが・・・

このようにネパールの旅は不便なことが多いが暫くすると不便さになれてそれなりに楽しめるようになってくる。

ご飯が少し遅れても、行程にゆとりがあるので慌てる必要はない。お喋りをして食事を待とうと考えるようになる。

ガイドがよく声をかけるのが「ビスターレ、ビスターレ」という言葉だ。ゆっくり、ゆっくりという意味だ。

高度が高い場所で気忙しい歩き方をしていると、高山病になる可能性が高いからだ。

そこには24時間コンビニが空いていて、駅前には飲食チェーン店が並び、何でもいつでも好きなものを食べることができる日本の都会とは全く違った世界がある。

ネパールを旅しているとふっと不便さも悪くない、と思う時がある。棚田が広がる田舎の風景は100年以上の日本の農村風景に似ているのではないか?と思ったりする。

我々は便利すぎる社会を恩恵を享受しながら、時としてその引き換えに失った何かを懐かしむのかもしれない。

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ダイモンCEOのビットコイン批判続く

2017年10月14日 | 投資

先月「ビットコインは詐欺だ。最古のバブルと言われた17世紀のオランダのチューリップバブルより悪い」とビットコインを批判したJPモルガン・チェースのダイモンCEO。

発言が物議を醸したこともあり、もうビットコインについて話はしないと言っていたが、金曜日に行われた国際金融協会で質問された時、再びビットコインを批判した。

If you are stuid enough to buy it, you will pay the price for it one day.

「あなたがビットコインを買うほどの馬鹿なら、いつか対価を払うことになるよ」

率直な物言いで有名なダイモン節の炸裂だ。

ダイモンCEOはビットコインを支えるブロックチェーン技術については有効性を評価したが、政府がサポートしない仮想通貨の価値について理解しないと語った。

ビットコインの価格は金曜日に5,800ドルを超え、年初来6倍の高値を付けた。

私は今のところビットコインにあまり関心がなく、詳しく研究もしていない。

しかし基本的にはダイモンCEOの意見に賛成だ。

ビットコインにしろ、政府(中央銀行)が発行する通貨にしろ、通貨そのものは価値を生む訳ではない。

価値を生むのは通貨を通じて投資された対象、つまり株や債券、不動産などが価値を生むのだ。

というのが私の立場。

価値を生むものへの投資は投資といえるが、価値を生まないものへの資金投入は希少性を追い求める投機ゲームに過ぎないと

私は考えている。

もっともブロックチェーン技術をベースにした仮想通貨(英語ではCrytocurrency暗号通貨)自体は紆余曲折を経ながら決済手段として発展していく可能性は高いと私は考えている。ただしそこに特別の投資価値を見出すのは馬鹿げている。

仮想通貨も通貨であるとすれば本来通貨自体は特別の価値を生むものではないからだ。

 

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エコノミストの95%が12月の金利引き上げを予想

2017年10月13日 | 投資

WSJが今月59名のエコノミストに米連銀の政策金利引き上げ見通しを聞いたところ、約95%の人が12月のFOMCで金利引き上げを行うと予想した。

先月の同様の調査では、12月の金利引き上げを予想した人は75%だった。

また来年3月に次の金利引き上げを予想する人は58%で、約1/3の人は連銀は6月まで金利引き上げを待つと予想した。

FOMCは10月と11月にも開催されるが、ここで政策金利引き上げが決定されると予想する人はほとんどいない。

その理由はFOMCの後イエレン議長のプレスカンファレンスが予定されていないからだ。

2015年以降4回の政策金利引き上げ決定後に必ずイエレン議長のプレスカンファレンスがあったからだ。

今年内に金利をもう一度引き上げたいと考えてきた連銀と市場の予想はほぼ一致した。

つまり12月の金利引き上げにはサプライズがないということだ。

市場は12月の金利引き上げを完全に織り込んだと判断してよいだろう。

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スマートフォンからの投稿が簡単になった

2017年10月12日 | デジタル・インターネット
スマートフォンからブログに投稿することは今までなかった。スマホのキーボードで文字入力は大変だからだ。私のようなおじさんには。
今週末から2週間程ネパールに出かける。
現地ではもっぱらフェイスブック投稿で近況をお伝えする予定だが、たまにはブログ読者の方にもフレッシュな写真をお届けしたい、と今練習している次第。

写真はネパールの山の中で使うソーラーパネル。山奥でも電気が届くところは多いので、遊びのようなものだが、ちょっとおしゃれだと思っている。
さてテストブログ、上手く行くと良いのですが。
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