少し本格的なカメラを購入して、写真を撮り始めるとやってみたくなるのが「星の軌跡」の撮影です。
北極星を中心に円弧を描く星たちの軌跡を撮る撮影です。
今回のネパールの旅では、カトマンズ郊外のナダルコットのホテルの前で撮影してみました。
簡単に星の軌跡を撮るためには「カメラ内に比較明合成機能を持っている」カメラを使うのが良いでしょう。
私はオリンパスのOM-D E-M1を使いました。
比較明合成というのは、複数枚の写真の明るい部分だけを足して、暗い部分は足さないという合成手法で、オリンパスはこの機能を「ライブコンポジット」と呼んでいます。
きれいな回転弧を撮影するためには、北極星に狙いを定めます。
焦点距離はマニュアルで定めます。ライフコンポジット撮影をする前に15秒程度のシャッター速度で試し撮りをしてピントや明るさを確認しました。
いよいよライブコンポジット撮影に入ります。
上の写真はISO1600、一回の開放時間は2秒で20分間撮影しました。つまりこの写真は約600枚の写真がカメラ内で合成され1枚の写真になったものです。
撮影に必要な機材は次のとおりです。
・比較明合成機能を持っているカメラ
・できるだけ明るいレンズ(Zuiko Digital 12-40mm 2.8を使用)
・三脚
・リモートケーブル
・ヘッドランプ
です。
露出時間は多少試行錯誤をしながら決めていきました。道具立てさえそろえば比較的簡単に撮影することができるのがライブコンポジットの良いところでしょう。
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