金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

怪我をした友人へのお見舞いも総てネットで完結する時代になりました

2023年01月25日 | うんちく・小ネタ
 先日後輩がバックカントリースキーで腕を骨折し、手術をしました。しばらく自宅で安静とリハビリが必要です。仲間と相談してお見舞いを送ることにしました。何を送るかについては、センスが良さそうな女性の仲間に任せたところ、首肩のマッサージャーを選んでくれましたので、彼女にアマゾンから送って貰いました。
 送り先について本人に住所を聞くのか?と思っていたら「本人に住所を聞くのも野暮かと思い、自宅最寄り駅近くの宅配ボックスに送り、本人にはメールで受け取り用パスワードが届くようにした」ということです。
 私は仲間への資金カンパ(といっても千円未満の少額ですが)を担当し、快く引き受けてくれそうな仲間にフェイスブックのメッセンジャーで、送金方法を連絡しました。送金方法は第1にPayPay、次に銀行口座としました。仲間の1/3程度とはPayPayで既に資金決済を行っているので、この手の少額の資金決済にPayPayを使うのは大変便利ですね。
 さてこのような一連の作業を行うと仲間の中で、誰がスマートフォンに入ってくるメッセージを頻繁にチェックしているかとか、ITに習熟しているかとかがはっきりしてきます。メッセージを出して直ぐにPayPayにお金が送られてくると「この人のレスポンスは良いなあ」と思いますし、いつまでも連絡がないと「使えない奴だな」と思えてきます。
ということで怪我人へのお見舞いもネットで完結する時代になりました。
 さてもう一歩お見舞いにITの力を活用するとすれば、「お見舞い品選びに人工知能を使う」というアイディアです。
 今人気が高まっているChatGPTに「スキーで腕を骨折した人へのお見舞いは何がよいですか? 」と質問をしたところ次の答が返ってきました。
「スキーで腕を骨折した人へのお見舞いには、以下のようなものが適しています。
・今後の治療やリハビリに必要な物品:固定用バンドや軟膏など
・日常生活をするために必要な物品:手を使わなくても操作できるスマートフォンスタンドや、一時代替の手の機能を持っているグッズなど
・療養のサポート:家事代行サービスや食事配達サービスなど
・時間を楽しむためのもの:読み物、音楽プレイヤー、ゲームなど
・連絡先や病院のアドレスなどの情報
また、腕を骨折した人をサポートするために、家事代行や送迎などのヘルプをしてあげることも大切です。
スキーに関連したものとしては、スキーを楽しめなくなってしまったために悔しい思いをしているかもしれないので、スキーに関連した写真や動画、スキーグッズのお土産なども喜ばれるかもしれません。」
人工知能も中々良いアイディアを出してくれますね。
 随分便利な時代になりましたが、総てが事務処理的で味気ない感じもします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイクロソフト、人工知能スタートアップOpenAIに巨額出資

2023年01月24日 | デジタル・インターネット
 WSJによるとマイクロソフトは対話型言語モデルの人工知能ChatGPTを開発しているOpenAIに数年にわたり数十億円にのぼる出資を行うと発表した。
 最終的な投資額はあきらかにされていないが、マイクロソフトが自社製品に人工知能活用を強くコミットしていることの表れだ。
 現在ChatGPTのお試し版は無料で使うことができる。たとえば長い新聞記事を要約して、と命令を出すとほぼ瞬時に要約文を打ち出してくれる(英語の場合)。
 また恋人と北海道を旅行したことを踏まえてラブレターを書いて、と注文を出すとこれもほぼ瞬時にラブレターを書いてくれる(英文だが)。
 また「人工知能とDXの関係は?」などと日本語で質問するとこちらも日本語ですらすら答えてくれる。
 以上のようにまだまだ得意分野と得意言語に限りはあるが、使い方によっては相当強力なアシスタントになる可能性がある。
 人工知能は目が離せない段階になったのではないか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人工知能ChatGPTを使ってラブレターを書いてみた

2023年01月23日 | デジタル・インターネット
 今週ある会社の社長さんとDXについて話をする予定で、その中で人工知能の話をしようと考えている。
 人工知能を使って何ができるか?という簡単なデモンストレーションは最近アメリカなどで利用され始めているChatGDTという対話型言語モデルを使ってみることにした。
 現在テスト期間中なので無料で利用することができる。日本語でも対応可能という記事もあったが使い方が分からなかったので、英語で試してみることにした。
 アメリカでは最近、高校生のエッセイやメンタルヘルス指導からラブレターまで人口知能を使って書く人がでているというから、試しにラブレターを書いてみることにした。
ChatGDTには次のように打ち込んだ。
 Write a love letter to my girlfriend with who I had traveled to Hokkaido for two weeks.「2週間北海道を一緒に旅した彼女にラブレターを書く」という命令だ。
するとパソコンの画面に瞬時に以下の文章がでてきた。
My dearest [girlfriend's name],
I cannot put into words how much our trip to Hokkaido meant to me. Being able to experience such a beautiful place with you by my side made it all the more special. The sights we saw, the food we ate, and the memories we made will stay with me forever.
英文はまだ少し続くがざっと訳すと次のようなことだ。
親愛なる〇〇
北海道への旅が私にとってどれほど意味のあるものだったか、言葉では言い表せないほどです。こんなにも美しい場所を、あなたと一緒に体験できたことは、より特別なものになりました。私たちが見た景色、食べたもの、そして作った思い出は、永遠に私の心に残ることでしょう。
実はこの訳文はDeepLの訳そのままだ。
つまりこんな手順で簡単にラブレターを作成することができるのだ。
ビジネスの場面では、プレゼンテーションのお礼などにも活用できるだろう。
 もっとも最近では人工知能を使って作成した文章を見破るツールも出ているそうだからどこまで実用的かはもっと研究する必要があるが、中々おもしろそうだ。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ支援国、重戦車の供与は遅れても防寒着の供与は進んでいる

2023年01月22日 | ニュース
 ウクライナが強く求めているドイツ製の重戦車レオパルド2の供与については、まだ足並みが揃っていない。マスコミの見方に従えば、ロシアとの対決が高まることを懸念するドイツがレオパルド2の供与や同戦車をウクライナに供与しようとするポーランドなどに反対の意向を示している。
 第2次世界大戦でドイツはスターリングランド攻防戦で重戦車でスターリングランド(現在のボルゴグラード)に攻め込んだが、最終的には勝てなかった。
 兵士の耐寒装備が悪く、凍傷にかかる兵士が多かったからだ。

 皮肉なことに今ウクライナ前線で同様のことが起きる可能性があることをWSJの記事Ukraine's winter could turn against Russian Troopsに書かれていた。
 現在にところウクライナの冬の気候は穏やかだが、しばしば気温はマイナス20度まで下がることがあるという。
 冬の寒気は兵士の戦闘能力に大きな影響を与える。
 凍傷、塹壕足、肺炎を引き起こすからだ。濡れた軍靴は凍傷や塹壕足を起こすので、替えの靴下や軍靴が必要だ。
 現在のところウクライナは支援国から十分な軍服の支援を受けているが、ロシアは新規に徴兵した兵士の分まで防寒着の手当が回らず、寒さとの戦いで劣っていると記事は述べていた。
 またウクライナ兵士の中には日本製の携帯カイロを使って暖を取っている人もいると記事は紹介していた。
 岸田首相がゼレンスキー大統領を2月にも訪問する方向で調整しているという話がでているが、行くなら早い方が良いだろう。
 火器は提供できなくても、大量のホカロンを差し入れることは可能だろう。それが冬のウクライナ軍の大きな助けになる可能性は高いかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本と韓国、マスク大国で分かれるマスク外し対応

2023年01月21日 | ニュース
 今日(1月21日)のトップニュースの一つは「岸田首相が新型コロナウイルスを感染法上の分類を2類から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げると表明した」という話だ。
 政府関係者によると移行時期は5月の連休前後になるらしい。
 うがった見方をすれば5月19日~21日に予定されている広島サミットの前に世界中の物笑いのたねになっている過剰なマスク着用を止めてたいと岸田首相が考えていることの現れともいえる。
 テレビのニュースで見ると岸田首相はマスクをせずに会見に臨んでいるが、お供の多くの人はまだマスクを着用しているので、上意下達いまだ進んずというところかもしれない。
 私は徹底したアンチマスク派だが、それはマスクが鬱陶しいからだけではない。多くの点でコミュニケーションを阻害し、特に子供たちに将来にわたって大きなマイナスの影響を与える可能性があるからだ。
 さてWSJにMask-Wearing Champion Japan and South Korea look to end the habitという記事がでていた。日韓というマスク着用大国がその習慣の終わりに向かっているというタイトルだ。
 コロナウイルスによる死亡率は、日本が米国の1/6で韓国の1/5(Our World in Dateによる)だから、日韓とも同じレベルだ。
 だがマスク外しに関する世論は随分違う。
 韓国は感染が低下傾向にあるとして「室内マスク着用法令」(韓国では法律でマスク着用が義務付けられている)1月30日にマスク着用令を廃止するだろうと記事は述べている。
 韓国ではマスク着用廃止は広く国民の支持を受けている。12月に韓国商務省が行った調査では3/4が室内マスク着用の廃止を指示し、既に大部分の人が屋外でのマスク着用を廃止している。
 日本はまったく逆の状態だ。
 12月にMyVoiceが行った世論調査では80%の人がマスク着用を支持し、コロナ感染が終了した後も一定の条件下ではマスクを着用したいと述べている。
 日本は韓国と異なり、法律的にマスクの着用を義務付けていないが、多くの場面で事実上マスクの着用が求められている。レストランなどで「マスクの着用をお願いします」といわれるように。
 私が昨年ニューヨークに旅行した時は、バスなど公共交通機関の中では法律でマスク着用が求められていたので、着用率は9割程度だったが、街を歩いている人やレストランの中でマスクを着用している人はほとんどいなかった。
 なぜ日本人は法律で求められなくもマスクをしたがるのか?というのは、社会学的にはきっと面白い研究テーマだと思う。
 記事は中央大学の山口雅美教授(心理学)の「10代の女子は顔を見せたがらず、付き合っているカップルがお互いの顔をみたことがないケースもある。また赤ちゃんが顔を認識する能力に障害をきたす可能性がある」と指摘している。
 私は日本人は押しなべて欧米人に較べて日本人のコミュニケーションスキルは低いと判断しているが、マスク着用が長引くとますますコミュニケーション能力が低下するのではないか?と懸念している。
 多くのものごとには、プラスとマイナスの面がある。マスク着用議論もプラスマイナス両面を考えて行われるべきだが、議論が感覚的かつ一方的になっているようだ。マスク議論で問われているのは我々の問題解決能力かもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする