昨日の夕方から急に涼しくなり、今日は肌寒いほど。激しい天候に振り回される昨今です。
昨夜はUストリームで流される小松左京さんの追悼トークショーの中継に聞き入っておりました。
大阪でのライヴトークで、出席は堀晃さん・かんべむさしさん・山本弘さん・上田早夕里さん。
ここで視聴することができます。3時間を超える長丁場で、最後、上田早夕里さんの「小松左京を継ぐこととは?」という良い話の途中で切れているのが残念。
8月にも東京で同タイトルの企画がありましたが、所と人を変えて行われるとかなり印象が違うのが興味深い。
東京での小松さんは世界SFシンポジウムや『さよならジュピター』を仕切ったプロデューサーの側面に焦点が合わされ、大阪では面倒見の良い先輩作家としての側面がクローズアップされた、といえばいいでしょうか。どちらも同じ小松さんだけど、付き合う人と場面によって別な面が見えていたようです。
話の中身では、かんべさんがおっしゃっていた「小松さんの見ていたSFの可能性」、オフレコで会場以外では聞くことができなかった(当然、私も聞いていません)堀さんの『虚無回廊』にちなむ部分が印象に残るというか、気になっています。
時間が経つとともに、記憶の底に沈んでゆくどころか、どんどん存在感を増してゆく小松さん。大変な人だったんだなあ、とあらためて感じております。