昨日は神田川下流にある江戸川公園で空想小説ワークショップのお花見。
私はずっと前に講師をつとめさせていただいたのですが、いまだに仲間に入れてもらっています。正午過ぎから夕暮れ時まで、ワイワイと飲んだり、食ったり。
その間に、最初は5分咲き程度だった桜が、8分咲きにまで開いていました。ビックリ。
写真は生ハムの「原木」。ブタの太ももから先が丸ごと、木製の台にセットされ、ナイフで切り分けられています。
これを持ってきて、サービスしてくださったのは、現在の講師である黒崎薫さん。ハムはスペイン産。
美味しい生ハムを肴に、ビールやワインの進むこと、進こと。豪勢な生ハムにビックリ。
あれこれ騒いでいるうちに、その場にはいない仲間である立川三四楼くんの「メビウスマーク」のことを口にしていたら、そばでお花見をしていた男性が寄って来て、「わたし、一昨日のSF落語会に行ってました」。
これまたビックリ。広い東京で何という偶然!
しばらくSFと落語のことで盛り上がりましたが、男性のお仲間から彼を拉致してしまった形になって申し訳なかったかも。当の三四楼くんも1時間ぐらいしてから合流しましたが、残念なことに男性はすでに立ち去った後。
いろいろビックリのあったお花見。楽しかったぁ。
〈小説推理〉5月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の6冊を取り上げています――
- 藤井太洋 『オービタル・クラウド』(早川書房)
- ジョン・スコルジー 『レッドスーツ』(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
- 瀬名秀明 『新生』(河出書房新社)
- 〃 『夜の虹彩』(出版芸術社)
- コニー・ウィリス 『混沌ホテル』(大森望訳、ハヤカワ文庫SF)
- 〃 『空襲警報』 ( 〃 、 〃 )
『オービタル・クラウド』は同誌で国内ミステリのレビューを担当している香山二三郎さんも大きく取り上げています。SF、ミステリ、両方からの大注目作!