一日中、冷たい雨が降り、気温が上がりません。最高気温 6.5℃(隣町アメダス)は日付が変わった深夜の記録で、日中はせいぜい5℃どまり。
このところずっとお天気も良くない。春を迎える前の憂鬱な気候と我慢するしかないのでしょうね。
午後、何の気なしにNHK衛星でやっていた作詞家・岩谷時子さんの番組を見ていた時のこと。越路吹雪さんが「人生は過ぎゆく(ラ・ヴィ・サン・ヴァ)」を歌う場面で涙が次々と溢れてきて参りました。
越路さんは私の親の世代の人ですが、なぜか大好きな歌手。大学生の時、少ない小遣いから大枚をはたいて日生劇場のチケットを購入し、リサイタルを観に行ったことは大切な思い出です。
今、ビデオで観ても凄い歌手だもんなあ。
というわけで、夕方、ゴム長履いて傘さして出かけた散歩の際には「サン・トワ・マミー」を歌っていました。
〈小説推理〉4月号発売中。担当のSFレビューで次の4作を取り上げています――
- ロバート・ジャクソン・ベネット『カンパニー・マン』(青木千鶴訳、ハヤカワ文庫NV)
- 月村了衛『機動警察 未亡旅団』(早川書房)
- 小野寺整『テキスト9』(ハヤカワSFシリーズJコレクション)
- 北原尚彦『SF奇書コレクション』(東京創元社)
『テキスト9』はハヤカワSFコンテストの最終候補作。
〈小説推理〉今月号の書評欄では、海外ミステリー担当の北上次郎さんが『カンパニー・マン』を、国内ミステリー担当の香山二三郎さんが『機動警察 未亡旅団』を、それぞれ取り上げておられます。ジャンルを横断する作品が多いんですね。