ミツマタの花が咲いていました。これもご近所の庭先での写真。
ジンチョウゲ科の落葉低木。花を見ると、ジンチョウゲの仲間であることが納得できますね。
名前は枝が3つに分かれながら伸びることから。これもわかりやすいネーミング。
葉が出る前に、花ばかりが咲いて賑やかです。いくつもの花が集まって球になっていますが、ひとつひとつの花に花びらはなく、4枚のがく片とその内側の8本のオシベ、1本のメシベから出来ています。
田舎の高知は和紙の産地で、山の畑でミツマタやコウゾを育てている農家がありました。
枝を切り取り、大きな桶で蒸してから、皮を剥いでいた記憶があります。剥いだ皮の繊維を、紙屋さんが紙に漉くのです。
今も和紙は作られていますから、どこかの畑にはミツマタも作られているんでしょうね。眺めてみたい風景です。