昨日は午後から夜にかけて、都心での自由時間。
まずは荒木町の喫茶ギャラリーゑいじうにて、YOUCHAN個展「ターコイズ」。
YOUCHANはSF・ファンタジー関係のイラストを中心に活躍なさっている絵描きさん。「伊藤優子」の名で『現代作家ガイド6 カート・ヴォネガット』(彩流社)という研究書も編纂している。ヴォネガット研究家でもあるのです。
早めに家を出て、少し時間をつくり、新宿駅からゑいじうまで歩いてみました。馴染みのない曙橋あたりまでの裏道を覗いてみたくて。
新宿駅東口に出て、新宿通りを東へ。3丁目の交差点から末廣亭のある通りを北へ進み、靖国通りをそのまま突っ切って、さらに小道を北へ。東京医科大学のある医大通りへ入りました。ふらふら歩いて医大やさくら公園などを眺め、左へ小さな坂道を上がると富久小学校の裏へ出ます。
富久小学校はすぐ隣の自證院(じしょういん)というお寺の敷地だった場所に建てられたものだそうですが、高低のある土地にすっぽり嵌まった感じのこじんまりとした学校。道を挟んだ東側には、当の自證院があります。
自證院は徳川3代将軍家光のお局だったお振の方を祀ったお寺。明治時代には門前に小泉八雲が住んでいたそうです。
その南側の階段を下りて、少し東へ歩くと住吉町交差点。都営地下鉄曙橋駅はこの地下にあります。
写真は北側へ向かうあけぼのばし通り商店街の入り口付近。生活の匂いのする親しみのもてそうな通りでした。
ゑいじうはこの交差点からすぐ(とはいえ、たどり着くのはなかなか難しい)。
ゑいじう2階の個展会場にはYOUCHANご本人のほか、お客さんが何人も。盛況でした。
展示された絵は、タイトルどおりトルコブルーの背景が特徴的。中央にキャラクターを配したわかりやすい構図の絵が多く、すっきりまとまっていました。
YOUCHANと近況やSF界の動向についてお話してから、また歩いて新宿まで。
こんどは別の道をとって、舟町(ふなまち)、愛住町(あいずみちょう)を通って新宿御苑方向へ。このあたりは古い町名が残っていて、土地に高低差もあり、歩くのが楽しい。
そして、宵の口からは新宿西口某所で一の日会の面々と歓談。SFやその他について。
いやあ、楽しかった。
そして、今日は気温も上がり最高気温 31.4℃(隣町アメダス)。ひさしぶりに市民プールへ行きました。水温28℃とちょっと冷たかったのですが、気持ちよく泳ぎました。
市民プールは10日まで。あと何回ゆけるかな。