キャベツ、なぜ巻くの~♪
いや、この場合、キャベツではなくて、白菜ですが。
植えつけて40日あまり、白菜の葉が立って、巻く気配を見せてきました(害虫との戦いの跡がくっきりと残ってますね)。
うまく巻いて、本物の白菜になれば良いのですが。
というのも、去年もその前も、しっかり巻くところまでゆかなくて「白菜もどき」のようなものになってしまったから。白菜を巻かせるのはなかなか難しい。コンテナ栽培だと、なおさらだと思われます。
ところで、白菜(やキャベツやレタス)が巻く仕組みですが、まだきちんとした説明を聞いたことがありません。
種蒔きの時期が遅れてはダメだとか、肥料や日照が不足するとダメだとか、栽培技術に関することは出回ってても、白菜自身(?)がどうやって巻いているのかは教えてもらえません。
そこで、今回、私が観察して考えたことを記してみたいと思います。
巻く仕組み(その1)は、葉の形にあります。
白菜やキャベツ、レタスの葉は平らではなく、スプーンのように中央が窪むようになっています。周辺部分よりも中央部の成長が大きいので、このような立体ができるのだと思います。
この形の葉が、大きい外側から小さい内側へ向けて重なれば、当然、平たく広がるのではなく、球状に丸まります。
しかし、単に窪むだけでは、外側を向いたり、内側を向いたり、方向が一定しないはず。
そこで登場するのが、仕組み(その2)です。
それは葉の中央付近の葉脈。栄養や水分の通り道となる管が集まっている、白くてぶ厚い部分です。
白菜が成長してくると、葉の葉脈も大きく膨らんできます。その時、成長は葉の外側の部分がより盛んなのです。ここにたくさんの細胞が出来、多くの水分がたくわえられると、葉は立ち上がり、内側に向かって巻こうとし始めます。我が家の白菜は、現在、この段階。
つまり、葉全体の形と、背骨のような葉脈――この2つの働きで、白菜の葉は球状に重なり合うのではないでしょうか。
今年こそ、本物の白菜が出来るか、どうか。
答えはあと3~4週間で出ると思います。なんとかうまくゆきますように!