午後、予約してあった市のチッパー車がやって来ました。
チッパー車は剪定した庭木の枝をチップ化してくれる「働く車」で、市がゴミ減量化の一環として導入しています。とても優れた取り組み。
我が家で剪定した枝を、庭先で粉砕し、できたチップをそのまま渡してくれます。
写真は作業中のチッパー車。すでに枝は車の中に呑み込んでしまっていて、中でガシガシと噛み砕く感じで粉砕しています。
しゃがんだ人の上にある四角いパネル部分を後ろに倒し、その上に剪定枝を載せて中に押し込みます。
出来たチップは車の下に置いてあるコンテナに吐き出されます。
直径30センチほどの束が10ばかりありましたが、15分で粉砕、後片付けまで終わりました。
出来たチップはふんわり盛って100リットルぐらいでしょうか。庭の隅で堆肥にし、来年のトマト作りに使います。
このサービスで得られるチップが良いのは、材料がわかっていること(なにせ、自分で出すのですから)。
剪定チップは堆肥に有用で、有機農法をやっている人はわざわざ購入して使っていたりします。
が、針葉樹の枝葉が混じると、よくないんですよね。腐りにくく、しかも、植物や土中の微生物を阻害する物質を含んでいたりします。実は、一昨年、それを知らずにカイヅカイブキのチップを堆肥に使い、野菜の育ちが悪くて困惑したものでした。
ですから、去年からカイヅカイブキの剪定枝はチッパー車を頼まず、別に処理しています。広葉樹ばかりのチップだと、トマトの育ちがちがいます。
これで夏に茂った庭が、ずいぶんスッキリしました。堆肥の出来上がる来年が楽しみです。