旧暦9月15日で満月。3年ぶりの皆既月食です。
あちこちでずっと素晴らしい写真が見られますが、一応、自分でも観測した記念に。皆既に入る直前です。
夕方6時過ぎからずっと見ていたのですが、まず、満月の円盤の左下に黒い影が現れました。
月よりもずっと大きな弧を描く影が下から月を覆ってゆき、いちばん上の部分の光が最後まで残っていました。
その後、皆既に入ると、ぼんやり赤い円盤が空にかかったまま。「太陰」という言葉がぴったりの月でした。
欠けてゆく月を見ながら、宇宙の何もない空間に地球の影が棒のように伸びている様子を想像しました。太陽にも地球にも面積があるので、濃さが異なる影の円錐が出来ているのでしょうね。
ただ、その影に月が入ってゆく時の、太陽・地球・月の関係と動きとがよくわかってないのです。
地球が公転しているから、影が移動し、月を覆ってゆくと考えればよいのでしょうか。その際、地球の自転は、月の見え方にどう影響しているのか。頭がこんぐらがってきます……。