惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

巣立ち間近

2015-04-23 21:21:58 | 野鳥

 萩原流行さんが亡くなったバイク事故。現場となった高円寺南の青梅街道は五日市街道の始点あたりで、私も時々、走ります。広くて走り良いところだし、午後6時とまだ明るく、しかも萩原さんは片側3車線の中央車線を走っていたということで、そんなに過酷な状況下ではなかったはず。
 どうやら車線変更した警察の護送車とぶつかったようですが、普通の自動車運転手はバイクが眼中にないことがあるので、この場合もそうだったかも。私も西新宿の広い甲州街道をバイクでゆっくり走っていて、急に車線変更した乗用車にはね飛ばされたことがあります。横を通過する私のバイクにまったく気づいてなかったらしい。
 こういう時、バイクは前方だけでなく、横の車線も気にしながら走る必要がありそうです。今後とも注意しなくては。

 

 庭木にかけた巣箱でシジュウカラが子育てをしています。
 お昼、巣箱の前の枝にシジュウカラがとまっているのに気付きました。

 

 

 いつも餌を運んでいる親鳥とは様子が違います。羽毛は伸びきっていないみたいで、胸の「ネクタイ」も貧弱。嘴もまだ弱々しく見えます。
 3日前にも同じようなことがありましたが、たぶん、中のヒナが外に出てみたところなのでしょう。何分かあたりを見まわした後、また巣箱にもどりました。巣立ちもそう遠くなさそう。

 

 今夜の談志師匠CDタイムは「文七元結」。本とCDが届いた6日に聴いたのと同じ演目ですが、演出がかなり違う。

 マクラに、この噺は明治時代、三遊亭円朝が「江戸っ子とは?」と訊ねられた時、いちばんに挙げた演目だと振って、左官の長兵衛さんの夫婦喧嘩シーンへ入ります。長兵衛さんの造形は基本的には同じなんですが、文七とのやりとりのセリフなんかが、前とは少し違っているみたい。
 何度も何度も練り上げていったんでしょうか。それとも、頭の中には各人のキャラだけがあって、それが話の進行に合わせて、その都度、色々なことをしゃべるようなシステムなのでしょうか。

 いずれにせよ、前回以上の大熱演で、同じ噺なのについ聴き入ってしまいました。
 昔、落語は安上がりな芝居として重宝されたといいますが、こういうのを聴いているとまさに舞台のやりとりを見ているようで、優れた芸の力をまざまざと感じます。