惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

焼魚極意

2012-11-10 21:16:10 | 食・レシピ
 夕食にサンマを焼きました。
 庭で七厘に火をおこして、団扇でパタパタ。この秋、3度目か4度目。

 焼いていて、片面が焼きあがり、そろそろひっくり返すぞという頃が好きです。
 指先でサンマに触れると、皮の内側で水分がフツフツと沸き立っているのがわかります。その感触が好き。

 天ぷらを上手に揚げるコツは、コロモで薄く包んで、中身を蒸し焼きにする要領だといいますが、サンマを焼くのも同じですね。身に火を通すというより、皮の内側で蒸し煮になるのを待つ感じ。最初の頃は「焼く」というイメージが強かったから、焦がしてばかりでした。
 たぶん魚の切り身を焼く時も似たようなものだと思います。最初、強火で表面をしっかりさせ、中に水分を閉じ込めて蒸し煮にする。
 30年近く七厘を使ってきて、ようやく分かったところです。


石蕗

2012-11-09 20:33:21 | 草花
 暖かい小春日和の一日。しかし、夕方からはちょっと冷たい風が吹いてきてみたい。すでに立冬も過ぎていますものね。

Tsuwabuki1211 写真はツワブキの花。キク科の多年草です。
 あるお宅の生垣の根元に咲いていました。
 物陰のようなところが似合う花です。葉っぱは艶があり、花も明るい色なのに、どこか寂しいたたずまい。木枯らしの吹き始める季節に咲くせいでしょうか。

 ツワブキという名の由来は、艶のある葉の蕗――艶葉蕗からきているとか。
 葉を、普通のフキと比べれば、なるほどと思います。

 漢字では「艶蕗」と書くこともあるようですが、一般には「石蕗」。海岸地帯の岩場に自生しているからでしょう。
 日陰でもよく育ち、花の絶えた時期に咲いてくれるので園芸品種としても愛好されているようです。写真の花もそうやって育てられているようです。


2012-11-08 21:01:13 | 通販・買い物
 ショルダーバッグが好きです。散歩の時はたいがい肩から斜めにかけています。
 あと、よく使うのはウェストポーチ。これはポッカールを走らせる時がほとんど。自転車で荷物が多い時はデイパック。
 ……結局、どの種類のバッグも使っていますね(苦笑)。

 今日、HARD OFFでアウトドア用品を探していて、通りがかりに気に入ったショルダーバッグがあったので値札を見てみると、105円。「穴開き」と札にありましたが、ざっと見たところ穴は見当たりません。大したことのない穴なら、修繕できるし、今のショルダーバッグよりひと回り大き目の、ちょうど欲しいサイズだったので買ってきました。

 家でためつすがめつしてみても、穴は見当たりません。まったくくたびれてなくて、新品同然なので、これは得したな。
 明日からこのバッグで散歩です。

 追記:「穴」が見つかりました。ファスナーの取り付け部分が少しほころびています。すぐに縫えるので、問題なし。


2012-11-07 20:35:27 | 通販・買い物
 夕方、ホームセンターまで行ってホームかまどというものを買ってきました。
 野外で炊き出しをする時などに使う、でっかいコンロですね。

 数日前に書いたように、カナメモチの枝がごま色斑点病に冒されていて、シュレッダーで粉砕しても腐葉土にすることができません。菌がはびこるのを手助けするようなものですから。
 乾燥させて燃やすのがいちばんだと考えています。七厘で燃やすことも考えましたが、小さな七厘では手間がかかってしょうがない。それで何か良いものがないかと、ホームセンターへ出かけてみたわけです。

 野焼きは良くないのですが、できるだけ迷惑をかけないよう、最小限の煙にとどめる工夫をしたいと思っています。

 このかまどには羽釜がかけられるんですよね。大量のお湯をわかしたり、タケノコを茹でたり、ご飯を炊いたりするのに便利そう。
 となると、羽釜が欲しくなります。今度、田舎の家から発掘してこようかな。


梨尻柿頭

2012-11-06 20:21:55 | 食・レシピ
 という言葉がありますね。果物の美味しい部分を指しています。

 夕食後、デザートの柿を食べる時、家人とこの言葉を反芻しながら、頭部分をあとで食べるようにしていました。
 柿の「頭」とは、ヘタのない方。ツンと尖った方ですよね。並べて売る時は、こちらを上にしてあります。

 一方、梨の「頭」は枝につく軸がある方。売る時はこちらが上になっています。

 つまり、柿と梨では「上」つまり「頭」が逆になっているということですよね。木になっている時、枝とくっつく部分が、梨は「頭」で柿は「尻」。
 ということは、どちらも枝から遠い方が美味しいということになります。

 うーん、これまで梨と柿は違うのだと思っていたのが、くつがえされました。人間の呼び名があちゃこちゃしているのであって、果物は美味しい部分をちゃんと一定にしているのでありました。