間もなく正月の三が日が終わるが、今年の正月は何時になく穏やかな正月だった。天気が良く温かかったので、車を使わずに徒歩や自転車、電車で外出していた。正月に車を使わなかったのは何年振りだろうか?記憶にないがここ20年位で初めてかもしれない。車を使わないというのも何となくエコな気分がして良いものだ。
郷里の九州に帰ったY先輩の年賀状には彼が昨年、日経俳壇に入選した「あたたかき 雨ふる夜を 妻一人」という句が書いてあった。
しっとりとした良い句でしかも何か裏にストーリーがあるような気がするがそれは考え過ぎだろうか?
私も今年は俳句などひねってみたいと思うが中々取っ掛かりがなくて大変だ。取りあえず年末に買った「えんぴつでなぞり書き 俳句百選」の新年の句を何句か書いてみた。
うちはれて障子も白し初日影 上島鬼貫
我が家の二階も日当りが良くこの正月は日中暖房を点けずに過ごすことも多かった。天気が良いので家族も比較的穏やかに談笑して過ごすことができた様だ。今年の目標という程大袈裟なものではないが、今年は家族・友人・仕事の仲間達で出来るだけ穏やかに接して優しい雰囲気を大事にしたいと思う。仏語ではこれを和顔施というらしい。
腹が立つことがあったらまず「和顔施」「和顔施」と心の中でつぶやいくことを今年の一つの目標にしてみよう。