金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
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ブット元大統領を悼む

2007年12月29日 | 国際・政治

先週パキスタンの元大統領ベナジール・ブット氏が暗殺された。ベナジール・ブットの父親は軍事政権に処刑されたズルフィカール・アリー・ブットだ。私が1974年にパキスタンの奥地カラコルム山脈に遠征をした時の大統領がアリー・ブットだった。そんなことがあり私はパキスタン情勢には関心を払っていた。ベナジール・ブットが帰国すると暗殺される可能性が高いと懸念していたことが本当になってしまい、誠に痛ましい限りである。

英字新聞を見ると政治・思想的理由による暗殺を意味するassassinationということが目に付いた。Assassinationの語源はアラビア語のhashshashinで、このhashshashinハサシンは8世紀から14世紀頃暗躍した暗殺集団の名前である。

Hashashashinは麻薬の一種ハッシシを語源にしている。暗殺者集団ハサシンは暗殺者を鼓舞するためハッシシを吸わせたらしい。ハッシシは大麻の樹液を固めたもので、タバコに詰めて吸う。イスラム教徒の一部に非常に危険なテロリストがいることは語源からも分かるという話だ。

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