平林寺に紅葉を観に行くのは12月初旬の私の恒例行事になっている。今日(12月2日日曜日)は穏やかな晴天、昼食後マイカーで自宅から10kmの道を20分程で平林寺に着く。100台ほど入る平林寺前の駐車場は満車だ。門をくぐるとカメラを構えた人で混み合っていた。
紅葉の撮影のポイントは紅葉と背景となる建物などとのバランスだろう。一つの方法はぼかしを使う手だ。次の写真は望遠レンズのぼかし効果を使って、お寺の建物をぼかしてみた。
紅葉の美しさは透き通るような赤さにある。ただし私はまだ盛りに届かない淡い紅葉も好きだ。そこには時間の流れがある。下の写真はそのような情感を撮ろうと試みたものだが、あまり上手くいっていない。紅葉と背景の常緑樹のバランスなどがピンとこないのである。
紅葉、石と材料の揃った景色だが、人が多くて報道写真みたいになってしまった。
紅葉の美しい名刹が少ない北多摩地区では平林寺にアマチュア写真家が集中するのかもしれない。来年は平日に休みを取って撮影にきてみようか?