金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

酒は大変

2008年01月12日 | うんちく・小ネタ

先週酔っ払って帰宅し、ワイフに暴言をはいたらしくすっかり怒らせてしまった。「はいたらしく」というのは覚えていないということで始末に悪い。年とともに酒に弱くなってきたような気がするので注意が必要だ。

「人の世にたのしみ多し 然れども酒なしにして なにのたのしみ」(若山牧水)

そのとおりである。しかし酒が取り返しの着かない事故を招いたり人間関係を傷つけたりすることも事実。

今日お茶の時間に合わせてケーキを買って帰った。

「かみさんに ケーキ一つで詫びを入れ」(北の旅人)

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アメリカの格付が下がる?

2008年01月12日 | 社会・経済

先日ムーディーズは「米国は医療保険と社会保障費を抑制するために、根本的な対策を取らないと10年以内に最上級(Aaa)の格付を失うリスクがある」と報じた。米国は1917年に最上級の格付を得てからずっと維持してきたが、格下げのリスクもあるという訳だ。色々な金融のテキストやモデルは米国国債を信用リスクフリーな金融商品として扱ってきたが、ひょっとするとその内に書き換える必要が出るかも知れない。

ムーディーズがこのタイミングで医療保険や社会保障費の増加に警鐘を鳴らしたことは、大統領選挙の候補者特に弱者保護を強く訴えている民主党の候補者にプレッシャーを与えるだろう。特に医療保険の充実をかかげ低所得者層の支持率が高いヒラリー・クリントン氏にはちょっとしたプレッシャーかもしれない。

格付機関が米国国債の格付低下の可能性を示唆するということは、米国への信任が揺らいでいることの証(あかし)である。しかし歴史を振り返れば、いかなる帝国にも興亡はある。サブプライム問題では米国の金融機関は中東やアジアの国家資産基金に資本注入を頼むことになった。世界は今米国圧倒的優位の時代は終わり、多極化へ向かって確実に進んでいる。米国は次に誰が大統領になっても暫くは難問続きのようだ。

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