旧正月の国民大移動時期を前にして、中国では半世紀ぶりの大雪と電力不足から大混乱が生じている。適切な政府の指導の下、まずは人的被害を最小に食い止められることを切に希望する。
ところで中国の電力不足は石炭不足に起因する。中国は石炭確保のため、輸出ストップに動いている。これにより中国から石炭を輸入している日本にもまもなく影響が出てくるだろう。そのようなことから中国のエネルギー事情か簡単にチェックしてみた。元ねたは外務省が発表しているものだ。
中国のエネルギー供給量の世界シェアは13.5%で2020年にはこのシェアは1%程度上昇する。ちなみに日本のシェアは4.9%(データはいずれも2003年)。
中国は米国に次ぐ世界第2位の発電国(世界シェア11.7%)、日本は3位でシェア(6.2%)、4位ロシア5位インドと続いている。中国の発電力の構成は次のとおり( )内は日本
石炭79.4%(28.2%)、水力14.6%(9.1%)、天然ガス0.7%(24.3%)、原子力2.2%(23.1%)
中国は非常に石炭への依存度が高い。中国は世界一の石炭産出国(シェア36.2%)であるとともに、世界一の石炭消費国(シェア34.4%)だ。中国は石炭の輸出国であり、輸出先のトップは日本だ。
中国で起きている電力不足の問題は、発展途上国の成長のボトルネックを示しているとともに、10年20年先の世界のエネルギー危機の予兆かもしれない。中国の大雪や石炭不足は目先インフレ問題だけでなく、資源問題に大きな波紋を投げるだろう。