今回のネパールトレッキングではKeenのブーツを新調していった。
日頃日本の夏山で履いている登山靴はしっかりしているが底が固くやや重たいので少し柔らかく軽い靴を使うことにした。モンベルの恵比寿店に相談したところ薦められたのが写真のKeenの靴だ。トレッキングに行く前に瑞牆山と奥武蔵で二度履いてみたところ、フィット感が良いのでトレッキングでも使ってみた。
登山靴というと長年「上の部分のメーカーはさて置き、底はVibramに限る」と信じていたが、実際にKeen底の靴を使ってみて、滑るとか足が痛いといった問題は感じなかった。
また今まで使っていた登山靴に較べ履きやすく紐も簡単に締まる。軽登山靴のようなものだから当たり前といえば当たり前の話なのだが。
トレッキング中はティーターム時やランチ時に靴を脱いで足に風を当ててやることが多いので、着脱の手軽さや紐の締めやすさは靴選びのポイントの一つになる。
「なお足が痛いといった問題は感じなかった」と書いたが、正直をいうとトレッキング後から左足親指の付け根(足底側)に若干の違和感を感じている。マッサージやテーピングで違和感は緩和しているので問題はないだろうと思っているが。
どうして左足の親指部分だけに痛みが残ったのか原因は分からない。靴に問題があったとは考えにくいが、底の固い登山靴と履き比べをしながら、自分の理想のトレッキングブーツを探す必要がありそうだ、と感じている。Keenの靴に太鼓判を押すのはそれからだろう。