金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

局長の事務奮戦記~Accessで宛名ラベル作成

2012年12月22日 | デジタル・インターネット

いきなり余談から始めると先月中頃から私のブログにアクセスが増えている。理由はグーグルのNexus7と無線LAN接続に関する「Nexus7を自宅無線LANに繋ぐ」というエントリーに検索エンジンからのアクセスが多いからだ。検索結果の3番目程度に来ているのでアクセスされることが多いのだろう。

これは偶々(たまたま)の話で自慢するほどのことはないが、幾つかのことを示唆している。一つはNexus7への関心が高いことである。次に電話回線への接続機能がなく、インターネットアクセスはWiFi経由オンリーのNexus7のWiFi接続が必ずしも簡単ではないことである。少なくともAOSS機能を持っているドコモ携帯などからWiFiに接続するよりは手間がかかる。だから接続方法を調べているのである。このような人に多少なりとも自分の経験が役に立てば幸いだと私は考えている。

ということで「局長の事務奮戦記」も諸々の事務処理問題に苦労している人に多少なりともお役に立てれば、ということで書いているがこちらはまったく反応がない。

さて余談が長くなったが、学会等ある程度の人数が関わる業務では、会員管理が重要である。当学会では通信コストを削減するため、会員への連絡は電子メールで行うことにしているが、まだ越えられないハードルが一つある。それは会費徴収のため、郵便振替を使っているので、振替取扱票を会員に郵送するというプロセスである(振替口座番号を電子メールで連絡し振り込んでもらうということも考えられるが、徴収率が落ちそうである)。

各会員に郵便を送る時に使ったのが、Microsoft Accessの宛名ラベル作成機能だ。データベース化された郵送リストから、パソコンでラベルを作成する方法はWordの差込印刷機能を使うなど他にも手段はあるが、データベースソフトのAccessを使うと簡単で処理が早い。余談ながら私は年賀状や挨拶状用の個人住所録は、筆◯◯などパソコン組み込みのソフトを使っている。アプリ代金は無料だったので(裏で見えないコストはかかっているはずだが)、別に構わないが、これもAccessで簡単にできる作業だ。

エクセルに較べるとガチガチの点が多く、コンピュータの初心者には使い勝手が良くないAccessだが、会員管理の中心に据えてすこしずず勉強しながら使っている。手間のかかる奴だが、時々大量処理に威力を発揮してくれる「使える奴」でもある。

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「銃には銃で抑制」うーん、銃原理主義か

2012年12月22日 | ニュース

銃保有規制反対を強力に推進する全米ライフル協会が、昨日「全米総ての学校に銃を持ったガードマンを配置する」という提案を行った。先週ニュータウンで起きた27人射殺事件を繰り返さないための提案だ。

ライフル協会の代表は記者会見でThe only thing taht stops a bad guy with a gun is a good guy with a gun.と述べた。「銃を持った悪いやつを止めることができるのは、銃を持った良い奴だけだ」

銃による銃の抑制、このような考え方は事件後オバマ大統領や国会議員による銃の所有を制限しようとする動きと対立するものだ。では世論はどう動いているのだろうか?ということをPew research の調査で見てみた。

ニュータウン乱射事件後のPewの調査を見ると49%のアメリカ人は「銃の所有制限の方が重要」と考え42%のアメリカ人は「銃を所有する権利を保護する方が重要」と考えている。

今年7月にコロラド州オーロラで銃乱射事件があり12名が死亡、58名が負傷するという痛ましい銃撃事件があった。その直前の銃所有に関する世論調査では49%のアメリカ人は「銃を所有する権利の保護の方が重要」と考え45%のアメリカ人は「銃の所有を制限する方が重要」と考えていた。

オーロラ事件後銃規制を支持する意見が増え、ニュータウン事件の前には規制派が所有派を上回っていた。だがPewはニュータウン事件以後でも銃規制に関する世論の変化は緩やかだ、と述べている。

「銃所有に規制をかけないことが、アメリカ社会の危険度を高めている」という点については、実は所有規制反対派の中でも同意する人が多い。

Pewの調査によると65%の人は市民に殺傷力のある武器の所有を認めることがアメリカ社会を危険なものにしていると考え、わずかに21%の人が殺傷力のある武器の所有がアメリカ社会の安全度を高めると考えている。

「市民社会の安全性」だけを考えると、銃規制に動くべきだろうが、何故そうは行かないのか?というところにアメリカ社会のルーツだとか独自性があるのだ。つまりアメリカ人にとって銃を所有して自らの生命財産を守ることは開拓以来の国民の基本的な権利でその権利を国家は奪うことが出来ないという考えが非常に根強いのだ。

「だからといって銃規制に反対するのは合理的じゃないね」と批判することはできるが、彼らが納得するかどうかは別問題。私はこのような考え方を「銃原理主義」と呼んでいる。ここは私にとってアメリカを理解し難い部分だ。アメリカ人はプラグマティックな面と原理主義的な面を併せ持つ、と理解するのみである。

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【イディオムシリーズ】Under represented

2012年12月22日 | ニュース

Representは「意味する」「代表を務める」「~と同等である」などの意味を持つ動詞だ。従ってUnder representedは同等以下という意味だが、女性やマイノリティの数が男性やマジョリティに較べて少な過ぎることに批判的な場合に使われる。

FTに次の一文があった。

Her (朴槿恵) victory is a milestone in a region where women are under-represented at the top of business and politics.

朴槿恵の(韓国大統領選挙における)勝利は、ビジネスと政治のトップにおける女性の数が少ない地域における(女性の地位改善の)一里塚である。

朴槿恵は韓国を経済成長に導いた朴正熙元大統領の長女で朴元大統領の暗殺後長い間政治の世界から遠ざかっていたが、1998年の国会議員の補欠選挙に当選して政界入りした。

彼女は政治の世界から離れていた間に哲学書とスピリチュアリズムの本を耽読し、ヨガの実践に力を入れている。このため韓国人にとっても彼女の私生活はなぞということだ。

朴槿恵の選挙公約の一つが財閥の力を抑制することで格差社会を是正することだ。だがその保守的な出自と経歴から格差是正遂行力を疑問視する声もある。朴槿恵の当選が本当に一里塚になるかどうかの判断にはもう少し時間がかかるかもしれない。

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