金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「大友式ボケ予測テスト」、時代遅れのところもあるそうです

2013年06月18日 | うんちく・小ネタ

昨日(6月17日)日本相続学会で東葛病院の下院長の「いかに老いるか」という講演を聞きました。その中でちょっと気になったのが、「大友式ボケ予測テスト10問」に関する話です。これは以下の10項目について「ほとんどない:0点 時々ある:1点 頻繁にある:2点」で採点し、合計点が8点以下なら正常、9-13点は要注意、14-20点:病的(ボケのはじまり)というもです。

チェック項目は①同じ話を繰り返す②知っている人の名前が思い出せない③物のしまい場所を忘れる④漢字を忘れる⑤今しようとしていることを忘れる⑥器具の説明書を読むのを面倒がる⑦理由もないのに気がふさぐ⑧身だしなみに無関心になる⑨外出をおっくうがる⑩物(財布など)が見当たらないことを他人のせいにする

です。

読者の皆さん、自己採点の結果はいかがでしたか?総ての項目ゼロ点でしたか?

私は頻度は別として幾つかの項目で気になるところがありました。まず②「知っている人の名前が思い出せない」では、知っている(といっても相手は知らないが)タレントの名前を思い出せないことがあります。特に女性タレントは単に美女、というだけでは個体認識が難しい場合があります。その点美人かブスかは別として剛力彩芽のようなタレントはひと目で覚えられるので気に入っています③「物のしまい場所を忘れる」では、物理的なもののしまい場所を忘れることはまだありませんが、コンピュータ上のデータや写真などの格納場所は忘れることがあります。より正確にいうと初めから「どこに格納した」という意識が薄いようです。ただしこの問題については「検索方法」を覚えているので、実害はほとんどありません。将来「コンピュータに格納したかどうか」を忘れると問題だなぁと思いますが。

④「漢字を忘れる」パソコンでものを書くようになって漢字は忘れて来ました。「読むことはできるけれど書けない漢字」は増えています。⑥「器具の説明書を読むのを面倒がる」携帯電話やスマホの細かい字で書かれた利用者ガイドブックを読むのは面倒です。あれを全部読んでいる人、いるのでしょうか?どうせ読まないのであれば、グーグルのタブレットnexus7のように紙ベースのガイドブックなんかほとんどなし、という方がすっきりしていて良いと思います。

⑧「身だしなみに無関心である」 身だしなみそのものに無関心だ、とは思いませんがファッション(流行)には無関心です。男にはライフスタイルにあった服装があれば良いと思います。⑨「外出をおっくうがる」梅雨の猛烈な湿気、余程の用事がないと出かけるの億劫ですよね。昨夜久しぶりに遅い時間の満員電車に乗って帰宅すると疲れました。

ということでこのテストの妥当性を下先生に確認したところ、お答えは「テストは20年前に作られたもので、今日では一部当はまりにくい項目もあると思います」ということでした。

コンピュータの発達が、個人の暗算機会や記憶負荷を減らすことで、ひょっとするとボケ防止の足を引っ張る可能性があるのではないか?という気がしましたが、講演の本筋から離れるのでそれ以上の質問はしませんでした。

コメント
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