金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「山角景気ウォッチャー的」にはかなりOK?

2013年06月28日 | うんちく・小ネタ

今日(6月28日)は日本株が3%を超える急上昇。米連銀の債券買取プログラムの削減が遠のいたとの判断から買いが入っているようだ。たまたまかもしれないが、証券会社からはNISA(少額投資非課税制度)の売り込みセールスの電話が入ってきた。株価が反騰しているので、電話がしやすいかったのだろうか?

さて後1ヶ月ほどで夏山シーズンなので、数日前山小屋(八方池山荘)に予約の電話を入れたところ、「既に満員です」とあっさり断られてしまった。慌てて別ルートの山小屋を予約したが、こちらもかなり混んでいます、とのこと。リーマン・ショックの後も夏山の山小屋は混んでいたから、景気と登山者数の連動性が高いかどうかは分からないが、ハイカーまで入れると今年の山は相当混むのではないか?と予想している。

一つは富士山の世界遺産登録が決まったので、富士登山者が増えること。そして富士山の足慣らしとして、高尾山など近郊の山を登る人が増えることだ。また富士山からスタートして他の高山に登る人も増えるかもしれない。次に円安基調が続くと外国からの登山者が増えることだ。

団塊の世代の退職で、中高年登山者が増えることも登山者の増加要因だ。また「山ガール」も元気である。

幸いなことに山小屋予約、往復の列車の予約も無事済ませることができた。夏にお出かけ予定のある人は早目に動いた方が良い、と感じた次第。山角景気ウッチャーの目には景気はプラスに向かっていると見えた。

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ダドリーNY連銀発言で米株3日続伸

2013年06月28日 | 投資

昨日(6月27日)米株は3日続けて続伸。ダウは114ポイント上昇して節目の15,000ポイントを回復し、15,024.49ポイントで終了した。

新規失業保険申請数が先週より9千件減少して、355千件になるなど好調な指標が発表されたこともあるが、市場はニューヨーク連銀のダドリー総裁等複数の連銀関係者の「債券購入プログラムの削減は暦の上の日程の問題ではなく、経済概況に依存している。」という発言を好感した。バーナンキ連銀議長の発言でQE3の終了時期が予想よりも早いのではないか?と疑心暗鬼になった株式市場だが、経済成長と労働市場の回復が予想より遅い場合は、バーナンキ議長が示唆したタイムラインよりもQE3はもっと積極的になるだろうというダドリー発言に安心感が広がったようだ。

さて私も一時利食ったETF SPDR S&P500をまた購入することにした。これから数年間は米国株が強いと私は考えているので、米国株長期投資の姿勢は変わらない。ただし長期投資をする、ということは売買をしないで持ち続けるという訳ではない。上がり過ぎたと思ったら売り、下がり過ぎたと思ったら買いながら、長期的に時価を安定させていくオペレーションが長期投資なのだろうと私は思っている。

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