少し前から自宅のデスクトップPCが操作中にストンと落ちてしまうことがあった。スタートさせるとすぐ立ち上がっていたが、一昨日ついに電源が入らなくなった。電源ボタンを押すと力なくモーターが回る音がするが、すぐ停止してしまうという情けない状況。
昨日は朝から丹沢の大山登山に行っていたのでパソコンは使わず。ただし、昨夜は「明日パソコンが立ち直っても万一のクラッシュに備えて、ラップトップを一台買おう」と決めて寝た。
さて今朝起きてパソコンのスイッチを入れるとなんとスイッチがスッと入ったのである。パソコンのような精密機械でも休んでいると元気が回復するのだろうか?
いやそうではあるまい。恐らくパソコンの中に電荷がたまって悪さをしていたが、その電荷が電源を抜いて休めている間に放電されて機能を回復した・・・というところではないのだろうか?というのが私の素人見立てである。だがいつ問題が再発するかも分からないし、もっとひどいクラッシュが発生するかも分からない。
今のこの時期パソコンが2日も使えないとお手上げである。一つはまもなく書かねばならない年賀状の作成だ。だがそれよりも大変なことは事務局を務めている学会の決算作業と学会誌、年会費請求の発送作業が控えている。またメールのやりとり。こちらはタブレット(Nexus7)を使って応急対応は可能だが、複数のメールサーバから飛んでくるメールを適確にさばく上では不安がある。
そこで今回のパソコンの不具合と一時的な回復を「神の警告」と思って昨夜決めたとおりに朝からラップトップパソコンを買いに行った。行き先は吉祥寺のヨドバシカメラ。自宅の近くにもパソコン店はあるが、私のヨドバシに対する信頼度は結構高い。 (このエントリーは記事広告ではありません。念のため)
そこで10万円程度の富士通の旧モデルを購入(新旧の違いはバッテリー容量の違いが主な点だ)。
午後はパソコンのセットアップに時間を費やした。これが結構時間がかかるのである。まずマイクロソフトがアカウントの入力を求めてくる。「マイクロソフトでアカウントは作った記憶はあるが、使ってないのでパスワードを忘れちゃったなぁ」などということでパスワードの再設定をする。次にリカバリーディスクの作成。こちらはDVDなら6,7枚になる作業だそうだが、ブルーレイディスクを用意したのでデスクは1枚で済んだ。だが時間は結構かかった(1時間弱)。次のマイクロソフトのオフィスのスタート。こちらも少し時間がかかる。昔の国産のパソコンでオフィス搭載モデルなら、すぐにワードやoutlookが使えたのに、今のモデルは認証キーを入力するなどユーザサイドの作業が多い。
その間ほとんど初めて使うウインドウズ8の使い勝手の悪さに翻弄される。慣れると8の良い点が分かるのだろうが、7とはかなり違うので違和感が先に立つ。でも「新しいことに拒否反応がでるのは老化の証拠ではないか?」と思い頑張ることにした次第(他に対応方法もないし)。
今このブログは古いパソコンで書いている。新しいパソコンを買った途端に古いパソコンがしゃんとしてトラブルを起こさなくなっている。慌てて新しいパソコンを買ってしまったのではないか?という気がしないでもない。しかし「ことにおいて後悔せず」である。新しいパソコンを使って生産性を高めるのみなのだろう。