金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

失業率7%、雇用増20万人は絶妙の座りどころ?

2013年12月07日 | 金融

昨日発表された米国の11月の失業率は7%で非農業部門雇用者増は203,000人だった。これはブルンバーグ社の事前調査では市場の予想は失業率7.2%、非農業部門雇用者増は185,000人だったから、予想を上回る強い数字が出たわけだ。

労働市場の回復を示す強い数字がでると、連銀はテーパリングを早めるという見方から市場では株と債券が売り込まれるという見方が強かった。私も昨日朝のブログで、雇用統計で良好な数値がでると株は売られ、金利上昇予想からドルは買われると予想したが、結果は株もドルも買われた。

ダウは198.69(1.26%)上昇して16,020.20ポイントとなった。S&P500も心理的な節目の1,800ポイントを回復した。ドルは対円で1.16円上昇して102.91ドルとなっている。

ドルについては前日売られたところで少し先物を買っておいたので若干小遣いができた状況。

株については市場は連銀のテーパリングの時期は早まる可能性があるが、12月のFOMCでテーパリングが決定されるとは判断しなかった。だから株は買われたのだろう。そういう意味では、昨日の雇用統計はまことに座り心地の良いものだったのだろう。

失業率7%というのはオバマ政権発足以降一番低い数字だ。11月の非農業部門雇用者増が20万人を超えたというのも、雇用市場の回復を示唆する良い数字だ。連銀は20万人越えを一つの閾値と考えていると思われるから、後1,2ヶ月の雇用統計を見て、テーパリングに動くだろう。

さてクリスマスシーズンが近づくと市場はあまりドタバタしなくなる。というのは今年良い成果をあげたファンドマージャーは相場から手を引いてバケーションに入るからだ。時々パフォーマンスの悪かった人が来年の首をかけてこのシーズンにひと暴れすることがあると聞くが今年はどういうものだろうか?

絶妙の雇用統計で皆さんがそれなりのパフォーマンスを得て良いホリデーシーズンを迎えられるとことを望みます。

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今年も干し柿を吊るした。

2013年12月07日 | うんちく・小ネタ

昨日(12月6日)食材通販の「大地(を守る会)」から届いた渋柿をむいてベランダに吊るした。

Kaki

昨年まで果物ナイフやアーミーナイフを使って柿をむいていたが今年からピーラーを使って縦にむいてみた。この方が少し速くむけるようだ。

その柿に大雪(今日が二十四気節の一つ「大雪」の日だそうだ)の朝日が当たる。我が家の恒例の冬の行事である。

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