金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

名刺管理を考えると名刺は横書きにするべきです

2018年07月07日 | デジタル・インターネット

現在名刺の縦書き・横書きの比率はどれ位なのでしょう?

手元の名刺をざっと見ると縦書き1~2割、横書き8~9割というところでしょうか?

同じ会社の人の名刺でも、役員未満は横書き、役員以上は縦書きという会社もありますから、名刺を交換する相手のレベルにより縦書きの比率が高くなる場合もあるでしょう。

縦でも横でもどちらでも良いようなものですが、デジタル管理をする上では横書き名刺が圧倒的に便利です。

私はエバーノートで名刺を管理していますが、横書き名刺をスマートフォンで写真撮影すると「氏名」「会社」「電子メール」「電話」「住所」をデジタルデータとして自動的に取り込みます。

これは大変便利。なぜなら電話番号の横のアイコンをクリックすると自動的に電話をかけることができるからです。

文字データの認識率はかなり高いと思います。ただし社名に特殊な字体を使っているような場合は正しく転換しないので補正する必要があります。

名刺を貰った人がデジタル管理をするという前提でものを考えるなら名刺は横書きにするべきです。

とはいいながら私の顧問先の会社は縦書きの名刺を使っています。社歴のある会社ですから縦書きにこだわりがあるのかもしれません。

しかし名刺の取り込みやすさが、商売の入り口を左右する可能性があるかもしれません。A社でもB社でもどちらでも良いから注文を出したいという場合にA社の担当者にはデジタルデータから簡単にメールを発信できたり、電話をかけることができるとすればA社に注文が行くということも考えらます。

社歴や役員・社長といった肩書に拘るなら縦書き名刺でも良いかもしれませんが、商売をしたいなら名刺は横書きにする時代なのでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカは景気好調なので、貿易戦争に強気

2018年07月07日 | 投資

昨日(7月6日)米国の中国製品に対する追加関税340億ドルが発効した。中国の報復措置も始まる見込みだ。

関税は消費税のように、消費者の負担を増やすので、やがて景気の足を引っ張る。だからどこかで歯止めがかかるというのが大方の見方だろうが、目下のところ米国の景気は堅調で当面米国は強気姿勢を崩さないだろうという見方WSJに出ていた。

政府のアドバイザーを務めるアメリカン・エンタープライズ・インスティテュートのデレク・シザーズ氏は「今は関税の圧力を使って、中国の貿易慣行や知的財産権侵害を改めさせる完璧なタイミングだ」と述べている。

関税競争は米中経済双方に痛手を与えるが、中国の方が貿易依存度が高いので中国の方がより痛手を受けるという論理だ。

昨日発表された雇用統計は米国経済の足元の強さを裏打ちした。6月の非農業雇用者増は事前予想195千人を上回る213千人だった。また前々月。前月の雇用者数も上方修正された。失業率は4%と前月より0.2%上昇したが、職を求める人が労働市場に参入したために失業率増加でありポジティブに受け止められた。

賃金上昇率は事前予想2.8%を下回る2.7%にとどまったものの、市場は堅調な雇用統計を好感しダウは99.74ポイント上昇した。

追加関税は既に織り込まれた話で市場は米国経済の堅調さを素直に評価したのだろう。

だが冒頭に紹介したようなスタンスを米国政府が取っているとすると、米中貿易戦争は長引く可能性がある。

しばらくはFANG銘柄や米国の消費銘柄のパフォーマンスが良く、貿易摩擦に敏感な日本株は冴えないだろうな、と個人的には考えている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする