金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

贅沢バス旅と節約バス旅

2018年07月19日 | うんちく・小ネタ

今月(7月)の終わりにあるトレッキング同好会の皆さんと日光白根山に行くことになっている。東京からチャーターバスを仕立てて奥日光に泊まり、翌日丸沼高原からロープウェイを使って白根山を往復しようという計画だ。

この某トレッキング同好会は日帰り登山でもチャーターバスを使っている。チャーターバスは効率よく使うと公共交通機関を乗り継ぐよりも安くなることもあるが、某同好会の場合は安くすることよりも、楽をすることに、更にいうと帰りのバスの中で気持ちよくお酒を飲むことを目的としているから結構割高である。割高なので私はほとんど参加することはないが、それでもお付き合いで年に1,2回は参加している。

バスを使った登山を、贅沢⇒節約の順番で並べるならハイエンドに来るのがこの類のチャーターバスの山旅になるだろう。

同じバスを使うのでも夜行長距離バスは列車に較べてかなり安い。だが歳を重ねると夜行バス登山はきつい。10年ほど前に新宿発白馬行きのバスに乗って大雪渓から白馬岳を登ったことがあったが、車中であまり眠ることができず軽い熱中症になった経験がある。

歳を重ねたら節約も程々に、ということだろう。

また段々帰りのマイカー運転を面倒に感じるようになってきたので、余裕を持った列車+乗り合いバスの組み合わせが、これからの私の国内登山の主な交通手段になりそうだ。

バスが安い!と思うのは、ネパールの首都カトマンズからアンナプルナ山麓の風光明媚なポカラに向かう時である。

カトマンズ=ポカラは道路距離で200km。飛行機なら30分そこそこ1万円強である。バスには松竹梅があり、一番安いローカルバスは500円程度でツーリストを対象としたエアコン完備のゆったりバスは2,500円程度。いずれにしても乗車時間は7時間だ。

まさに時は金なりである。カトマンズ・ポカラの往来にチャーターバスを使ったことがあるが、これも一人あたりの料金を計算すると2,500円位だったと思う。

安さを追求すると500円のローカルバスになるが、さすがにエアコンなし7時間のローカルバスの旅は辛いので私はこの区間のローカルバスの旅はしたことがない。

ネパールでのローカルバスの旅というと、最近経験したナガルコット⇒バクタプル⇒カトマンズ3時間位が長いところだ。

これだけ乗って150円。贅沢・節約階段のローエンドである。

 行商用の大きな荷物を担ぎ入れる元気なおばさんに感心したり、乗客同士の会話の内容を推測しながらのローカルバスの旅は楽しいものだ。

もっともローカルバスの旅にはスリルもある。スリルの一つはバス停(そもそもバス停の表示がないことも多い!)に時刻表がなく、どこそこ行きのバスがいつ来るか分からないことだ。

地元の人に英語と片言のネパール語でバス停の場所やバスの出発時間を聞きながら歩き回るのも悪いものではない。

贅沢チャーターバス登山よりも、ネパールのローカルバスを使ったトレッキングや小旅行に楽しみを感じる私の中にはまだ青春がほんの少し残っているのかもしれない・・・

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一人時差Biz開始

2018年07月19日 | うんちく・小ネタ

今月初旬から「東京の朝を、変えるぜよ」というポスターを目にすることがある。

東京都が呼びかけている通勤時間を変える運動で、昨年の倍以上800社近い会社が参加しているそうだ。

私が週3回ほど顔を出す顧問先は時差Bizを行っていないが、私は会社に顔を出す時は一人時差Bizを始めている。

朝7時頃に最寄り駅(西武新宿線田無駅)から電車に乗ると確実に8時前後の電車よりは空いている。

だが私にとってより大きい魅力は実は帰りの電車があまり混んでいないことだ。

午後6時頃の高田馬場駅はいつも大変混んでいて、ホームに人が溢れている。その中に突っ込んでいく、と思うとうんざりする。

だが帰宅時間を1時間早めて午後5時頃だとかなり空いている。

本を読んだり、スマートフォンでニュースなどをチェックできるから快適だ。

ということで時差Bizは私にとっては快適なのだが、これは私があまり就業時間に縛られない(とはいってもコアな時間帯は顧問先の人との打ち合わせに使っている)からできる我儘のようだ。

ネットで時差Bizの評判を見ると評判は良くない。良くない理由は色々あるが多いのは「早く会社に出社しても帰る時間は通常勤務の人の退社時間に合わせるので結局働く時間が長くなるだけ」という声だった。

「いつも空いている早朝電車がこんではた迷惑」という声もあった。

通勤(痛勤)ラッシュを根本的に変えるには時差Biz程度ではだめで、会社の郊外移転などの抜本策が必要だ。

そうでないと「東京の朝は変わらんぜよ」である。だがそれは近未来には実現しそうもない。

ただそんな中で私は一人細々と一人時差Bizに取り組んでいる。

そしてできる人できる方法で少しでもましな通勤方法を実行することは悪いことではないと思っている。

もっともそのような草莽の志士の活動が「東京の朝を変える」見込みは殆どないが・・・

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