金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ハイテク株価反発、強気・弱気の交差する中で

2020年09月10日 | ライフプランニングファイル
昨日(9月9日)の米国株式市場では先週後半から売られていたハイテク株が反発した。昨日の株価上昇率はアップル3.99%、マイクロソフト4.26%、アマゾン3.77%だった。この結果ナスダックは2.71%上昇し、市場全体を表すS&P500は2.01%上昇した。
 ハイテク銘柄の値下げが続いたので、buy on dip(押し目買い)が入ったというところだろう。
 だがもう少し投資家の心理を掘り下げてみると、GAFAを中心とするハイテク企業に対する「強気の投資家」と「弱気の投資家」の二つの存在に際立っていると私は感じている。
 「強気の投資家」の目線で考えると「米国のGAFAに代表される巨大IT(情報技術)企業は独占利潤を数十年も確保できている歴史的にまれな存在だ。 」という見方ができる。この言葉は今日に日経新聞「超富裕層の力 大国並に」(エール大学成田助教授)から引用したものだ(成田さんがGAFAの株にbullishかどうかは知らないが)。
 つまりGAFAの利潤が歴史的に稀なものであるとするならば、過去の例から推し量れないペースで株価が上昇するのも不思議なことではない、と判断できる。
 一方GAFAといえども企業なんだから永久に勝ち続けることはない、やがて天井をつけるという見方もある。常識的な見方なので「弱気の投資家」と呼ぶのは気が引けるが「強気」との比較では「弱気」となってしまう。
 現在のGAFAの株価が適正であるのかどうかは結局後にならないと分からない。だが投資は常に分からないものに対する賭けであり、答の分かったものには特別配当はない。今GAFAに賭けるということはGAFAの技術が既に数十年先の利益まで囲い込んでいると判断するかどうかにかかっているのだろう。
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私のドコモ口座は大丈夫でした。二重認証でプロテクトされていました。

2020年09月10日 | 金融
慌てて自分のドコモ口座を見直している人も多いのではないでしょうか?
あるいは「ドコモ口座なんか開いたかどうか忘れたけれど気になる」という方のいらっしゃるかもしれません。

実は私もドコモ口座の本人認証が気になり今朝試してみました。
ドコモ口座へのログインは「ドコモID(携帯メールアドレス)」と「8桁以上のパスワード」の組み合わせか、事前登録した「指紋認証」+「ドコモからSMSで送られる6桁のパスコード」の組み合わせです。
 送金履歴を確認しましたがおかしなものはないのでOKです。
 そもそもドコモ口座はほとんど使うことがなかったのですが、たまたまdocomoのロボット型資産運用サービスTHEO+docomoへの追加入金にドコモ口座が便利なので最近数回使いました。
 新聞記事によると「ドコモ口座と連携するメガバンクでは不正が確認されていない。ワンタイムパスワードなど二重確認でセキュリティーを強めており、対策の違いが影響している可能性がある。不正利用のあった七十七銀は2段階認証は導入していなかった。 」とあります。
 私はドコモ口座の連携口座を三井住友銀行にしていますので一応安心なのですが、ドコモ口座=三井住友銀行間で振替指示の都度どのような確認がなされているかは不明です。
 はたしてメガバンクのセキュリティが地方銀行のそれを上回っていたから不正が行われなかったのかどうかは不明です。
 このような口座の不正利用を防ぐにはどうすれば良いでしょうか?
 一つは「ネットで使う口座をできるだけ減らし、目が届くようにする」ことです。
 次に面倒でも二重認証登録が可能であれば重要な口座については二重認証を登録することです。私は一つの認証をスマートフォンの指紋認証にするのは有効な手段だと考えています。
 最後に金融機関や携帯業者の指示~特にセキュリティに関する指示~守り、自分を無過失にしておくことです。便利だからといってパスワードを目についやすいところに置いておくなどは論外でしょうね。
 私はユーザとして無過失であれば、金融機関などに堂々と損害賠償を請求できると思います。
 しかし請求できるにしろ手間と時間のかかる話ですから、被害の可能性は極小化しておく方が良いでしょう。そのためには銀行口座やキャッシュレスツールをできるだけ少なくして置いた方が良いでしょうね。
 もっとも紺屋の白袴なのですが・・・・



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TransferWise、複数回送金を考えると90点評価

2020年09月10日 | 金融
 ネパールへの寄付金送金にTransferWiseを2回利用しました。さらにあと1回利用する予定です。
 初回送金の時の本人確認資料のアップロードには手間がかかりましたが、2回目からはすごく簡単で相手口座への入金時間も24時間程度です。
 TransferWiseを利用する前にDocomoの海外送金サービスの利用もちょっと考えたのですが、ネパールへの送金は受取銀行が4行に指定されていて、今回の送金先Mega Bank Nepalは入っていないので対象外になりました。
 また送金上限額も銀行別に細かい制限があり、使い勝手は良くないと判断しました。
 結論からいうと複数回の外貨送金を行うならTransferWiseに私は100点満点の90点という評価を与えます。
 10点減点の理由は次の2点です。
  • 本人確認資料(マイナンバーカードあるいは運転免許証)の写真撮影(特に斜めから「厚み」を撮る作業について詳しい説明がなくNGが出る場合がある)が煩雑。ただしこれはDocomoなど他の業者の例を知らないのでTransferWise固有の問題か業界全体の問題かは不明。
  • サポートデスク 電話でのサポートデスクは期待できない。まずつながり難い。つながったとしても説明はいい加減(「これで手続き大丈夫ですよね?」「OKです」と返事があったにもかかわらず、後でメールで追加注文が来た)。ただしメールでの説明はちゃんとしていた。
以上のことから利用されるあなたが「多少patient(辛抱強い)であるか」あるいは「スマートフォンを使ったIDカードの登録に習熟」されている場合はTrasferWiseのご利用をお勧めします。
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