WSJにUkraine's new offensive is fueled by captured Russan weaponsという記事が出ていた。「ウクライナはロシアから奪った武器で新しい攻勢をかけている」という意味だ。
記事の中の数字を拾うと戦車については、西側諸国が供与した台数は320台で、ウクライナがロシアから奪った台数が421台だ。
また歩兵戦闘車については西側諸国提供が210台で、ロシアから鹵獲した台数が455台だ。
ウクライナ攻め込んだロシア軍が整然とした撤退を行うことができず、大量の武器弾薬を置き去りにしてあたふたと逃げたことを示す数字だ。
もっとも戦争の早い段階ではロシア軍もウクライナ軍の戦車などを鹵獲している。記事によるとロシア軍はウクライナ軍の戦車109台、歩兵戦闘車63台を鹵獲していた。
敵の武器弾薬を奪う点でウクライナはロシアを圧倒している。
敵の武器弾薬を奪うことの重要性は、孫子の時代から強調されている。
孫子は作戦第二で次のように述べている。
「戦車戦を展開して敵の戦車を10台以上鹵獲したら、殊勲をたてたものに真っ先に褒章を与える。ついで戦車の旗印を味方のものと交換し、部隊に編入して戦闘に使用する」
まさにこの通りのことが、行われているのだ。鹵獲されたロシアの戦車のZの文字はウクライナ軍旗の十字に塗り替えられロシア軍に攻めかかっているのだ。