「ロジ屋」といってピンとくる人はどれくらいいるだろうか?検索エンジンに「ロジ屋」と入れてみたがそのまま該当するサイトはなかった。ひょっとするとこれは私の造語なのだろうか、という気もしてきた。
私がいう「ロジ屋」とは、組織のロジスティクス担当者のことだ。ロジスティクスとは何か?というと話が長くなるが、ここでは軍隊における兵站、企業などの組織における物流を狭義の意味として、兵站や物流、資材の調達あるいは日常オペレーションの構築までを私は広義のロジスティクスと考えている。
つまり戦争の場合は、戦闘部隊以外の輜重隊や工兵隊のような部隊であり、企業の場合は総務部門やシステム部門、後方事務処理部門がこれに該当する。「ロジ屋」とはプロフェッショナルな意識と技術を持ってロジスティクを担当する人間に対する私がつけた「愛称」である。
さて今私は去年作った相続学会の一般社団法人化に向けて準備を進めている。定款の作成と登記は理事の中の司法書士さんにお願いしているが、それ以外の規程類の原案は今私が作成中だ。今やっているタスクをざっと拾ってみると次のようなところだ。つまりロジスティクス全般を担当しているのだ。
①理事会規則など規程類の作成
②設立総会の案内発信と出欠確認
③ホームページの記載事項の変更、お知らせのアップロード準備
④印鑑、ゴム印、封筒、名刺の作成
⑤事業計画に合わせた予算案の編成
そして登記完了後は、ゆうちょ銀行で振替口座の開設、払込取扱票の作成などを行う必要がある。
大企業であれば、総務課のスタッフ数名が手分けして行う仕事だろうが、今の私にそんなスタッフはいない。助けになるのはインターネット上のいろいろな業者さんだ。
最初は文具関係は「アスクル」に依頼しようかな?と考えていたが「高い」「デザインの柔軟性が低い」ということから、封筒や名刺の印刷はそれぞれの業者さんに発注することにした。
例えば上の写真の封筒。これは印刷業者のHPに団体名などを入力して基本的なデザインを作り最終的に自分で微調整を行っている。つまり自分で印刷画面を作成しているので、業者さんは封筒をセットしてプリンターのスイッチを入れるだけ・・・だと私は思っているのだが。
だから安くできるのである。少し手間をかけると安くて良いものができる。コストカットをしたところで、誰も褒める訳でもないし、しなくても誰も文句をいう訳ではない。だがそれでもベストを尽くす。
それが「ロジ屋」の本領だと私は思っている。
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