金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

雨上がりの神代植物園(その1)

2006年05月28日 | まち歩き

5月28日日曜日は天気予報が当たり昼から雨がやんだので、神代植物園を歩いてみた。1時前に駐車場に着くと満車。少し待って入園する。今バラフェスタ開催中なので混んでいるのだ。私はバラよりも野に咲く日本古来の草花の方が好きなのだが時間があれば寄ろうか・・・などと考えながら曇り空の下を歩いていく。

Ooyamarennge 正面入り口に近いところにオオヤマレンゲが咲いていた。この花は大峰山などの名花ということだ。私は昨年乗鞍山麓の五色が原を散策した時、ガイドさんにこの花のことを教えて貰ったことがある。高山にひっそり咲くと思っていたので、近くで見つけて少しビックリした。

次に宿根草園付近で幾つか花を撮影。

最初はキョウガノコ、バラ科と書いてあるが余りバラらしくはない。

Kyouganoko

次にトリトマ、とっても変わった花だ。

Toritoma この花は別名赤熊百合(シャグマユリ)という。花言葉は切ない思いということだ。赤熊百合というのは良くわかるが、切ない思いというのはピンとこない。

次のオオキンケイギクにはモンシロチョウが蜜を吸っていた。

Ookinkeigiku

この後深大寺門から一旦植物園の外に出て、水生植物園へ向かった。

Kishoubu

ここではまだ余り花は見られなかったが、写真のキショウブが咲いていた。キショウブはショウブの外来種だ。花は少しだらーんとしていて余り美しい花ではない。

さてこの後また神代植物園に戻ったが、この時から急に天気が良くなってきた。そこでバラ園に行き、バラの写真を撮ったがそれは別のブログで紹介しよう。

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今の相場下落は恐れるに足りず

2006年05月26日 | 株式

た今日の日経新聞のマーケット欄を見ると、投資資金、リスク回避鮮明という見出しの下「海外投資マネーの日本離れがじわじわと強まっている」「原因はインドにある。インドの株式相場は直近のピークから2割近く下落」と続いている。ではその先どうなの?と思うがそこは新聞なので、将来のことは書いていない。たまたま今日は金曜日でエコノミスト誌の記事が更新され「ボラティリティのバイアグラ」という題名で、ボラティリティの高まる金融市場をどう読むのか?ということが取上げられている。ポイントを紹介して見よう。

  • 今週トルコ、ロシア、ブラジル、インドの様な新興株式市場で投資家達はここ数年積上げた巨大な利益を取ったため、これらの市場で急速な価格の下落が起こった。

ここでエコノミスト誌が新興市場における投資家の利益確定売りで値段を下げたと分析しているのは注目点だ。エコノミスト誌の記事は終わりの方で次の様に述べている。

  • モルガン・スタンレーのニューマン氏によれば「ラテンアメリカ諸国では多額の利益がかき集められるのを待っている。2003年の1月から今年の5月1日の間に、ブラジルの株式市場は米ドルベースで490%上昇、同じくメキシコが219%、コロンビアが716%上昇した。これ程株価が上昇しているので、これは利益確保の売りで懸念は少ない。もし本当の懸念があるとすれば、世界的な景気後退の入ろうとしているかどうかだ」ということだ。

エコノミスト誌の論調は5月中旬の世界的な株式相場の下落にそれ程懸念を抱いていない様に見えるが、ボラティリティの高まりは金融相場の先行きの見通しが以前より格段に難しくなったと述べる。

  • 株式市場の下落は、多くの複合した理由で起きている。ある人は米国の4月のコア消費者物価が、予想外に高かったことでインフレ懸念が高まっていることに理由を求める。しかしこのことは米国の株価のパフォーマンスが相対的に良好であることや、インフレに弱い債券が買われていることを説明できない。
  • 他の人はムードが急変し、投資家がリスクの高い資産を忌避しだしたという。これはこじつけに聞こえるが、ある程の理由付けになっている。(株式の様に)リスクの高い資産のボラティリティが高くなっているということは、リスク資産投資で損失を被る可能性が高まっていることを意味するからだ。そこで質への逃避が起こる。しかし一定のパターンを見出すことは難しい。例えば新興市場の債券は新興市場の株式よりもあるかにパフォーマンスが良い。
  • 世界的な金利上昇が世界経済の微妙な調和を転覆させると懸念に理由を求めるのは、最も信頼できるだろう。米連銀のバーナンケ議長はちょっと当てにならないスタートを切り、市場は彼がどれ程インフレに強固に立ち向かうか良く分からない状態である。
  • 過去2年間は金融政策の予想が簡単で、投機家は安い資金を借り、新興市場に投資してきた。四月までは株式市場のボラティリティが極めて低く、ヘッジファンド・マネージャー達にとって追い求めるトレンドというものがなかったのである。今金融市場はボラティリティのバイアグラを発見した。資本市場で総てのものは予想可能ではなくなった。トレーダー達はデリバティブの理解を深めなければならない。

なおエコノミスト誌は最後にこういう。

5月に株を売り、立ち去るものは幾らかの金を残すかもしれない。しかし彼等は将来多くの楽しみを失うだろう。

それにしても何時も思うことだが、アナリストやストラテジストといった類の人が言うことは余りあてにならないものだ。彼等は相場が上がりだすと上がる理由を探し、下がり始めると下がる理由を探し始めるのである。この中でエコノミスト誌の見方はやはり中々のものだろう。ここは天井買わずの底売らずという格言の底売らずということに着目して置きたい。

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寄り付きの売りで勝つ

2006年05月25日 | 株式

先日近所のクリニックの待ち時間に、雑誌を読んでいたら最近の日本株市場は朝方強くても、引けにかけてダレるので株を売るなら寄り付きが良く、株を買うなら引け前が良いよ書いてあった。これは一種のアノマリー(Anomaly 不規則性。合理的に説明できない株式市場の動き)ともいえるということだ。

そこでどの程度の効果があるか、自分で計算してみた。まず今年の1月4日から昨日(5月24日)までの96日間について日経平均の始値・終値を収集し、エクセルデータにした。(データはヤフーファイナンス等で簡単に取れる) 次に「当日の始値-前日の終値」の列を作り、コピー機能で96個のデータを作る。もう一つ「当日の終値-当日の始値」の列を作り同じ作業を行なう。

そしてその値の合計と「値がゼロより大きい個数」を調べてみた。つまり「機械的に引値で日経平均を買い、翌日の朝寄付きで売る場合」と「機械的に当日の朝一番で買い、当日の引けに売る」のではどちらが儲かるかということの検証である。

この結果は前者の値の合計は1,320.80円でプラスの日は57日、後者の値の合計は-1,588.16円でプラスの日は42日であった。以上のことから今年についていえば引値で買い、オーバーナイトでポジションを取り寄付で売るという投資行動の方が、当日の寄付で買い引けで売るよりパフォーマンスが良かったということになる。

ところで昨年1年ではどうだったろうか?結論を言えば同じである。

昨年(2005年1月4日)の日経平均の始値は11,458.27円、終値(12月30日)は16,111.43円だった。つまり年間で4,653.16円上昇した。前日買って翌日売る方法で、利益を確定していくとその利益の合計は2,666.45円になる。因みにプラスが出た回数は143回である。一方当日の朝買って引けに売る方法で利益を確定すると1,986.71円でプラスが出た日数は124日である。昨年は日本株が急上昇した年であるが日中ベースで見ると半分以上は終値が始値を下回っていたことになる。

以上のようなことから、株を買うなら引けが良く株を売るなら寄付きが良いということはある程度言えそうだ。(もっともまじめに統計学の問題として語るにはもっと大量のデータ分析が必要だが)

では何故このようなことが起きるのか?その一つはデイトレーダーの様にその日その日で利益を確定したいと思う人が多く、場が引ける前に売り圧力が高まること,海外市場等で大きく相場がぶれるのを敬遠してポジションを軽くしたいという意向が強いことなどが要因と考えられる。

いずれにせよ長期的な株価上昇に対する信任が低下している場合は引値が下がる傾向があるという仮説は持ってよさそうだ。これを逆手に取るとパフォーマンスが上がるだろう。

ところで先程の計算は売買にかかわる手数料を無視して計算した。実際は手数料がかかるのでこれはあくまで理論的な計算であることにご注意。なお昨年に関する限りは正月一番で株を買い、大晦日まで何もしない方が、ここで設定した短期取引よりパフォーマンスが良かった。果報は寝て待てという格言も捨てたものではないということだろうか?

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邦銀大手銀行に合併はあるのか?

2006年05月23日 | 金融

昨日都銀・信託銀行の決算発表があった。日経新聞の信託の決算記事を見ると統合より競争重視という見出しのもと三井トラストと住友信託が統合するのではないかとの見方出ては消えると続けている。確かに邦銀の合併は一段落した様だ。では今後しばらく合併はないのだろうか?それに対する私の意見は後述するとして、まず最近エコノミスト誌が銀行合併についてThinking bigという記事を書いているので、そのポイントを紹介しよう。そこにかなりのヒントが入っているからだ。

  • 約10年前1995年の世界の10大銀行(資産規模順)はドイツ銀行、三和、住友、第一勧業、富士、三菱、農林中金、クレディアグリコール、ICBであった。2004年の10大銀行はUBS,シティ、みずほ、HSBC、クレディアグリコール、BNP、JPモルガン、ドイツ銀行、ロイヤルバンクオブスコットランド、バンカメである。2004年のトップバンク、UBSの資産規模は95年のトップバンク、ドイツ銀行の資産規模の3倍の1兆5千億ドルである。日本では11の銀行が3大メガバンクになった。米国では10大商業銀行が全銀行の49%の資産を保有している。10年前のトップテンのシェアが29%だったから寡占化が進んでいる。
  • 世界の殆どの地域で大銀行は買収・合併と組織の拡大で更に大きくなっている。銀行の巨大化に自然の法則からくる上限というものはあるのだろうか?明日の世界最大の銀行はシティやHSBCの2倍、3倍更には10倍の資産規模を持っているのだろうか?もしそうでないとすればそれば何故か?巨大化の利益は誰が受けるのか?それは常に生き残った銀行の株主という訳ではない。米国では株式市場で中規模サイズの銀行の株価が最も高くなっている。その理由の一つは投資家がこのサイズの銀行を大手銀行が高く買うことを期待しているからだ。
  • 合併を評価する議論は銀行業においても、他の産業と同様にセールス、システム、オペレーションやリサーチといった分野で規模の経済効果が追求できるというものである。しかし大量生産的な金融サービスにおける規模の経済というのは分かりにくい。かなりの量の学術論文によれば、銀行が適切な規模に到達する前に規模の経済効果が浪費されているという。また規模の不経済効果というものも、何処かの段階で忍び寄ってくるだろう。巨大化すると銀行内部の情報の収集・統合や内部統制がますます困難になるからである。具体例では2002年から2005年にかけてシティ銀行は一連の法令順守上の問題で揺り動かされた。米国連銀はシティ銀行に対して大きな買収を見合わせる様に命じていた。もっとも連銀は同行の内部統制が改善したと判断して、この命令をこの4月に解除した。
  • 合併を正当化するもう一つの議論は範囲の経済効果である。例えば一方で預金を集め、もう一方で貸出を行なう様な場合は、複数のビジネスラインを持つことで範囲の経済効果が機能する。しかしリテイル銀行が投資銀行や資産運用会社と同じ系列の会社になった場合、オーバーラップはある程度存在するが、個々の会社は多くの異なった事業を行なっている。金融コングロマリットは長続きするのか?銀行持ち株会社は長続きすると信じているので、設立されているのだが。
  • 銀行が合併により巨大化を目指す第三の理由は、経営上の野望(これは経営上の誤りを含むが)である。経営者はより大きな会社を経営する喜びを欲しがる。あるいは、他の銀行を買収しないと自分の会社が買収されてしまうことを恐れるのである。
  • 経営者はビジネス環境が急速に変化しているので、銀行は新しい技術、国家の規制緩和、経済のグローバル化により創出される市場機会を掴まえなくてはならないと主張する。その他の理由として、銀行が大きくなると規制当局に対する発言力が高まるということがある。
  • バーゼル2として知られる新BIS規制は来年からユーロ圏で導入される。バーゼル2に対する批判の一つは大手銀行と小銀行を過度に差別するというものである。
  • 結論として言えば良い銀行は大きくなる傾向があるが、より大きな銀行が必ずしも良い銀行とは限らないということだ。

以上のようなエコノミスト誌の意見など踏まえて、2つの信託銀行が合併するかどうかを推論してみよう。まず結論から言うと「暫くの間は銀行を取り巻く経営環境が良好(ないしは良好に見える)ので、双方の経営陣は合併したがらないが、次に経営環境の悪化が起きた時に合併が起きる」というものだ。

何故経営環境が良い時は合併したがらないかというと、エコノミスト誌の記事にあった様にグローバルな標準では経営者はより大きい会社を経営したいという野望を持つ。しかし私は日本の銀行経営者を動かている動機はそれ程野心的なものではなく、むしろ現在のステータスを失いたくないという保守的なものではないだろうか?しかしいずれにしても経営者の野心?が合併の方向付けをするという点では変わりはない。過去数十年の間の日本の銀行の合併を見ていると苦しくなって初めて合併が行なわれている。このことは私の仮説を裏付けているのではないだろうか?この文脈に従って見れば、日本の銀行界では苦しくならない限り、自発的な合併が起き難いと推論する。

では、銀行にとって苦しくなる状態とは何か?

一つは不景気による与信先の倒産リスクである。これについては景気のサイクルからくる企業倒産数の増減はあるが、与信管理能力が改善しているので、銀行の収益に過去ほど大きなインパクトを与えないかもしれない。

もっと大きな問題として私は「少子高齢化」「世界的な規制強化に伴うコスト増」「IT進化に伴う銀行の必要性の低下」という切り口からものを考えて見たい。現在大手銀行は投資信託等のリスク商品の販売手数料で収益を上げている。しかし私はこれはそれ程長く続かないと考えている。その理由の一つは退職金等の資産を持った顧客層が団塊の世代の退職とともに減少することである。次に消費者の金融リテラシーが高まると金融商品のコストに対する意識が高まり、高い販売コストや運用コストを敬遠する様になるからである。

次は規制強化の問題。まず来年から欧州で導入されるバーゼル2の問題である。このハードルをこなすためには相当コストや専門的ノウハウが必要となる。またハードルを越えないと収益性を上げることができない。ここで規模の利益が働くのである。規制というと日本版SOX法の実施もチェックすべきことだろう。米国ではSOX法対応で潰れてしまった会社があるというウソのような本当の話を聞いたことがある。日本では米国よりも簡単な仕組みを作ろうという話だが、システム投資を含む大変な作業になることは間違いなさそうだ。ここでは規模の利益と巨大化に伴う規模の不利益の双方を考慮する必要がある。

最後がIT進化に伴う銀行の必要性の低下だ。技術とサービスの普及の速度を脇において最終形だけ着目すると、携帯端末型の電子マネーとインターネットバンキングやペイジーの普及等で有人店舗による銀行の個人資金決済機能は大幅に低下する。しかしこのためのIT投資負担は結構重たい。従ってIT投資についていけない銀行が出てくるが、その様な銀行は顧客から見捨てられるしかない。

銀行が店舗を通じて提供するサービスは本当にフェイスツーフェイスのコンサルを必要とする業務だけなのである。さてでは誰でもコンサルは出来るのか?違う例で自分に質問してみよう。「あなたは奥多摩の山程度を登った人間が雪の北アルプスを案内しますと行った時お金を払ってガイドに雇いますか?」答はNo。「自分のリスクで数千万円の株式投資をした経験のない人のアドヴァイスをあなたは信用しますか?」さあ、答はどうだろう。

サービスに力を入れている銀行には悪いが、私は銀行の個人向け資産運用コンサル等は奥多摩の山登り程のことだと考えている。なお公平のために信託銀行の機能で利用して良いのは不動産仲介等の不動産機能だろ。これ例えて言えば「癌にかかったことがない医者でも立派に癌を治せる」ということになる。つまり1億円の家に住んでいなくても1億円の住宅を仲介することはできる。

話がすっかり逸れてしまった。ところで邦銀特に信託銀行の合併が起こるかどうかという話題に戻ると、4,5年先辺りに先ほど述べた環境の変化が集中するのではないか?と考えている。

ところで合併が規模の経済等メリットを享受できるかどうかは、たとえ形は対等合併であれ、当事者の片方が主導権を確立できるかどうかにかかっている。力が拮抗していると合併はうまく行かない。つまり規模の経済が合併の不経済に負けてしまうのだ。

そういう意味ではここ数年は、主導権を取ろうとする潜在的な合併候補の銀行が、将来の主導権争いの先駆として、猛烈な競争をする時なのだろう。

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貴重品ロッカーにはご用心

2006年05月22日 | うんちく・小ネタ

週末に友人の別荘に泊まり、二日続きで白河メドウゴルフ倶楽部にてゴルフをした。ところがこれが災難続き。まず最初に私の災難、これは一日目のゴルフ終了の頃から、軽い嘔吐感を伴う胃の不快感に襲われた。原因は前日の飲み過ぎにあるのかもしれないが、全般にこのところあまり体調が良くないので、疲労から障害が出たのかもしれない。

だが最大の災難は二日目に友人U君が貴重品ロッカーに入れておいた財布から車の鍵まで盗まれたこと。このロッカー盗難事件の被害者は全体で4人いたらしい。警察とゴルフ場の調べでは犯行があったのは、午前9時頃。私達がスタートした1時間後のことである。

さて盗難がわかってからの対応が大変で、U君は奥さんに電話して銀行カードやクレジットカードのキャッシングを止めてもらうなど手配を行ったが既に幾つかのカードで現金が引き出されていた。車の鍵についてはU君の息子さんが浦和から新幹線で持参してくれた。色々な処理が終わってゴルフ場を出たのは6時前である。

最後の災難は西武池袋線が人身事故で止まっていたこと。ゴルフ場から私は大田区に帰るM君の車に乗り、環八沿いの練馬高野台で下車したが、ホームに入ると電車が立ち往生していた。早く家に帰りたいので、西武新宿線の井荻駅までタクシーに乗り何とか家に帰ったという次第である。まあこれなどロッカー盗難事件に比べれば何ほどの問題ではないのだが、長い一日の終わりの出来事としてはちょっと応えた。

さて、帰りの車の中で仲間とロッカー盗難事件に対する対応策について色々な話をした。

  • まず貴重品ロッカーのキーボードは、うしろ特に二階に登る階段から覗き見ることができる。犯行はうしろから暗証番号を盗み見ていた犯人によって行なわれたと推測される。従ってまずキー操作を見られない様に手などで隠して行なうことが大切
  • ロッカーの暗証番号とカードの暗証番号は違うものを使う。
  • 次に財布に入れる現金・カード類は最小にしておく。
  • ローンやキャッシングを使わないと思う場合は、その機能を取り外すべくカード会社に手配しておく。
  • 保有カードの盗難・紛失連絡先を一覧表にして奥さん等に渡しておく。なお携帯電話に登録しておくという手もある。ただし携帯電話も一緒に盗られる場合もあるので、バックアップが必要
  • A君は「僕はゴルフをする時、貴重品ロッカーを使わず財布をズボンのポケットに入れておく」と言っていた。これも一つの手かもしれない。でもこれでは何のための貴重品ロッカーなのか?という疑問がでる。フロントに預けて封印して保管して貰うのが一番安全かもしれない。
  • カード類を生体認証にしようか?という意見もあったが、コストがかかる。また車や自宅の鍵・免許証等は生体認証という訳にも行かないので防衛策としては限界もある。

実は私はこれらの対策を殆ど実行していないので、U君が盗難事件にあったと聞いて肝を冷やした。それにしてもゴルフ場のロッカー荒らしがあることは勿論ニュースで良く知っていたが身近にこんな事件がおこるとは・・・・・。日本も全く危ない国になったと痛感する次第である。

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