5月4日に甘利山(1,731m)から千頭星山(せんとうぼしやま。2,139m)の稜線を歩いた。朝8時前に奥蓼科の知人別荘を車で出発。同行は会社の山好きの大先輩3名である。中央自動車道韮崎インター経由約1時間半で甘利山登山口の広河原の駐車場に到着。この広河原に入る道(県道243号)は、4月一杯閉鎖されることが多い様なので早い時期に入山する人はチェックしておく方が良い。広河原に至る道は大変良い道で整備も行き届いているので「山梨県は公共工事の予算を潤沢に使っているね」「金丸某のおかげだったのかなぁ」などと一寸悪口を言いながら登山開始。登山開始は午前10時、15分程歩いて甘利山の頂上に到着。ここはレンゲツツジの名所で6月中旬から7月上旬が見ごろだが、今はまだつぼみが固い。
この時は富士山は雲の中だったが、鳳凰三山が雪を冠った頭を見せていた。甘利山頂上は高い木がなく、明るく開けた気持ちの良いところだ。甘利山から大西峰(おおにしうら。2,066m)経由で千頭星山を目指す。標高2,000m位のところから時々残雪を踏むようになった。正午に大西峰と千頭星山の鞍部に到着。
ここは笹原が広がり、見通しの良い誠に気持ちの良いところだ。
目の前に富士山がくっきりと見えた。
千頭星山にはここから往復4,50分かかるので、次の予定(この日の内に白馬山麓の栂池に行かなければならない)を考えてここから引き返すことにする。なおガイドブックによれば、千頭星山の頂上はカラマツの巨木に囲まれた暗い雰囲気ということだ。
下山の途中で八ヶ岳を見た。
午後1時15分駐車場に戻り、休憩所(つつじ苑)で山菜うどん(7百円)を食べ、車を運転する僕以外の人はビールで乾杯した。
甘利山からの眺望を楽しむ前は公共予算の無駄使いじゃないかといった悪口を言っていたが、一度甘利山からの大きな景色を見ると考えを改める気持ちになる。この雄大な景色を多くの人に楽しんで貰いたいものである。それにしてもツツジの頃は混むのだろうなぁ。