金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

光ポータブルを申し込み、ただし使えるのは一ヶ月後

2010年09月23日 | デジタル・インターネット

この前NTT東日本のモバイルWi-Fiルータと無線LANサービスが新聞広告に出ていたので利用することにした。僕はスマートフォンを今のところ3G回線(携帯電話網)だけで利用しているが、自宅や駅、旅行先のホテルなどで高速通信をしたいのでこの光ポータブルを申し込んだ次第だ。

光ポータブルを選んだ理由は幾つかある。一つは無線通信について無線LANと3G回線の自動回線切替機能がついていること(他社のものがついているかどうかは知らないが)。次に僕のように「フレッツ光」の契約者であれば月々ルータレンタル料(315円)と公衆無線LAN(フレッツ・スポット)利用料(210円)の合計525円で利用できるという料金の安さだ。

また解約したくなった時の手軽さも選んだ理由の一つだ。また今のところiPadを買う具体的な予定はないが、モバイルWi-Fiルータを使うとソフトバンクの携帯電話に加入することなくiPadからインターネット接続が可能になる。今回はまず手持ちのXperiaで無線LANの使い勝手を試してみようと考えている。

ところで今日電話で光ポータブルを申し込んだところ、ルータの入荷が遅れていて配送は1ヶ月から1ヶ月半後になりますという話だった。iPadを無線LAN接続しようと考えているユーザが増えているのだろうか?

という訳で光ポータブルの使い勝手に関するコメントはかなり先になりますが必ずエントリーします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日米ともインターネットを使わない人2割、ただ理由は違うが。

2010年09月22日 | デジタル・インターネット

最近(9月20日)のPewResearchを見ていると「米国でインターネットを使わない人21%」という調査結果が出ていた。日本については総務省が4月に平成21年度の通信利用動向を発表していて、利用者の数は9,408万人、人口普及率は78%ということである。日米とも約2割の人がインターネットを利用していない訳だ。

ただし「何故インターネットを使わないか?」という理由についてはかなり違いがある。米国で一番多い理由は「単に興味がない」で31%、2番目は「コンピューターを持っていない」で12%、3番目が「費用が高過ぎる」で10%、4番目が「難し過ぎる」で9%だ。(米国は単数回答)

日本の調査は複数回答になっていて、「パソコンを持っていない・価格が高い」が1番で53.9%、2番目が「きっと使えない・使い切れない」で51.5%、3番目が「パソコンの使い方がわからない」で44.8%だ。「興味がない」は12番目で17.5%だ。

PewResearchは米国でインターネットを使わない理由を4つに分類していて、「興味がない・必要がない・時間の無駄」が48%、「高過ぎる」という経済的理由が21%、「使い方がわからない」が18%、「アクセス」の問題が6%となっている。

日本の複数回答をPewResearchの切り口からまとめると「興味がない」系統が12%、「経済的理由」が30.4%、「使い方が分からない」系統が26.4%となった(日本の場合はその他の理由~情報流出不安など~が多い)。

この調査結果を比較すると日本では「インターネットに関心はあるが、経済的負担と使い方がわからないため、インターネットを利用していない人」の比率が米国より高いことが分かる。このことは日本においてこれらの問題を解決するとインターネットユーザーはまだ増える可能性があることを示唆しているといえるだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菅首相、円安策継続を明言

2010年09月22日 | 金融

FTによると菅首相は同紙とのインタビューで「先週の円売り介入は、15年ぶりの対ドル円高という急激な為替市場の動きに押されて行ったものだ。G20諸国の中に過度に急速な為替の変動は望ましくないという認識があり、今週ニューヨーク(国連サミットあり)で各国の理解を求めたい。」「急速な為替の動きに対しては再び介入する準備はあるが、内需を拡大する等の『トータル・パッケージ』を作りたい。一つの可能性は円高を利用して、海外の天然資源に投資することである。」「日銀による適切な金融政策も重要だ」と述べた。

また菅首相は日本の為替介入が中国の人民元操作に対する各国の是正要求を困難にするのではないかという懸念に対して「私は人民元問題と円高の問題は完全に違うと考えている」と述べた。

昨日のFOMCミーティングで「政策金利は現在の水準を維持するが、景気回復を助長するため将来の量的緩和のドアを開けておく」と述べられたことから、将来の金利低下が予想され、ドルは一時84円台まで弱含んだ。

しばらくは米国の金融緩和予想と日本の介入に対する警戒感の綱引きになるだろう。菅首相が円高阻止対策について欧米主要国の理解を得ることができるかどうかも大きなポイントだ。尖閣問題に対して中国が強硬姿勢を続けていることも懸念材料だ。第二次菅内閣は早くも外交手腕が試される時がきた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

介入の効果弱める個人の円買い圧力

2010年09月21日 | 金融

マーケットの今週(9月21日)の注目点は、日本政府の単独介入が円高圧力を押し戻せるかどうかだ。

FTは先週の日本政府の為替介入は、もしデイトレーダーが多額の円買いに動かなければもっと効果が出ただろうと書き出す。

証拠金取引を行う個人デイトレーダーは、円安を見込んで円のショートポジション(円売り・外貨買い)を積み上げていたが、政府介入により円高が進んだので急いで円買いに向かった。JPモルガンが東京外為市場やガイタメ.comから集めたデータによると、1兆8千億円の円売り介入に対して、デイトレーダーは2兆4千億円の円買いを行った。この結果円のショートポジションは4兆4千億円に減少した。

JPモルガンの為替ストラテジスト棚瀬氏によると、もしまた政府の円売り介入が実施させると、デイトレーダーは円買いに回るので円の下落に歯止めをかけるだろうと述べている(因みに棚瀬氏は少し前まで政府の為替介入の可能性は極めて低いという見解を示していた)

先週の為替介入は一定の効果をあげたというのが、市場の評価だが為替の単独介入だけでこれ以上の円安を期待することは難しいだろうと私は考えている。

ただし何らかの理由で、個人投資家達が円高がこれ以上進まないと判断して、円売りドル買いにポジションを変更すると、円安は加速する可能性がある。個人の力は侮れないものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都歩き、歩き

2010年09月19日 | まち歩き

9月18、19日(土日)は義父の17回忌で京都に帰っていた。法要は19日の昼なので土曜日の午後は散歩にあてた。今回泊まったホテルは「ホテルフジタ」木屋町二条にある鴨川に面したホテルだ。JR東海の新幹線往復パックで空いていたのがここだったのでフジタにした次第。このホテルは交通の便や繁華街へのアクセスは余りよくないが、鴨川の景色は抜群。また鴨川や木屋町散策の拠点としては良いホテルである。

ホテルにチェックインした後、ワイフ・長女の3人でタクシーに乗り、下鴨神社に行く。京都の街は小さい割にバス料金が高いので3人だとタクシー代がバス代と余り変わらないことがある。この場合もそうだった。

Simogamojinnjya

舞台の向こう側では花嫁さんの写真撮影が行われていた。下鴨神社には縁結びの神様が祀られている。そのご縁で結婚された人だろうか?(これは全く勝手な推測)

Enmusubi_2

これは二本の木が合体した木なので縁結びの神木として崇められている。裏側には良縁を願う絵馬やお札が沢山結び付けられている。

風が爽やかなので下鴨神社からホテルフジタまで鴨川沿いを歩いて帰ることにした。

Kamogawa

鴨川にはところどころ写真のような飛び石が設置されていて、歩いて渡ることができる。以前はなかったがいつ頃設置されたのだろうか?

丸太町まで下ってくると古い洋館作りの建物が見えたので近付いてみた。

Fresco

古いレンガ作りの建物の中にはFrescoというスーパーが入っていた。橋のたもとに「女紅場」(女子に読み書き、裁縫などを教えた施設)という石碑が残っていた。

Fresco2

そこでこの建物は女紅場の跡か?とその場では思ったが後で調べてみると中央電話局上京分館の建物ということだった。いずれにせよ古い建物を活用していることは景観上まことに良いことだ。

下鴨神社からホテルフジタまではぶらぶら歩いて1時間程度だった。鴨川べりの散策は楽しい。

日曜日の朝も爽やかなので四条あたりまで散歩してから三条大橋脇のスターバックスで朝食を食べた(このスタバは土日は8時でないと開かない)。

Atkechi_2

Katura

Oryou

ざっと見ただけでも武市半平太や桂小五郎あるいは龍馬の妻になったお龍寓居の跡などの石碑が残っていて歴史好きには面白い。30前後まで京都で暮らした私だがこれらのモニュメントは「いつでも写真に撮れる」と思いながら実は写真に撮っていなかったのである。

写真は高瀬舟を浮かべる高瀬川。坂本や桂はこのせせらぎを聞きながら何を思っていたのだろうか?

京都の散策は歩き歩きが一番と思った短い旅行だった。

Takasebune

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする