9月27日午前11時32分。北岳山荘を出て間ノ岳に向かった。小屋に着いた時は鼻水が止まらず、間ノ岳を見合そうか?とも思ったが、首にマフラーを巻いて、Sさんに貰った風邪薬を飲むと、少しましになったので、先行したSさん、Uさんを追いかけて出発。
12時20分中白根到着。振り返ると北岳を真ん中に、右に鳳凰三山、左に甲斐駒ヶ岳が見える。ここで昼食。13時26分間ノ岳到着。雲が増えてきた。昼を過ぎると温められた空気が雲を生む。
下山途中に振り返った間ノ岳。伊那谷側は雲が覆っていた。この雲のため御嶽山の噴煙は見えなかった。14時42分。北岳山荘到着。トレール・ラン用の靴に履き替えて山道を走ってきたSさんに僅かに遅れてゴールイン。北岳・間ノ岳という本峰第2、第3位の高峰を一日で登るプランは無事終了した。少し疲れたが。
9月28日日曜日この日も快晴。5時50分に出発。朝日を浴びる間ノ岳を撮った。少し細工をしてカメラを「夕焼け」モードにしたところ赤色がきれいになった。
八本歯へのトラバース道は不安定な桟橋が続き、少しスリリング。
6時47分八本歯のコル到着。バットレスの岩場(恐らく第四尾根)を登る人たちが見えた。北岳バットレスは関西の学生には遠く、ついに登らずじまいに終わってしまったようだ。
8時10分二股着。紺碧の空にバットレスの岩壁が屹立している。
「今年の9月はよく山に登った。2週間前は黒部源流の薬師沢、先週が鳳凰山の地蔵岳。3週とも天気に恵まれた。そして少しずつ深まる秋を感じることができる素晴らしい登山だったな」と思う。
二股から一時間半を歩いて、広河原に着いたのは9時51分だった。売店で今シーズン最後のビールと言われた缶ビール2本で3人が乾杯。10時20分の甲府行きバスに乗ると直ぐ睡魔が襲ってきた。