7月16日(土曜日)曇時々晴れ。十勝岳(2,077m)登山の日である。我々は望岳台から十勝岳に登ったが、上ホロカメットク山から登ってくる某銀行登山同好会のメンバーと途中で出会い、彼等に車のキーを貸してあげる予定になっているので「出会いの山」とした。某銀行登山同好会は望岳台に下山し、我々の車を使って、十勝岳温泉に留めている彼等の車を取りに行き、望岳台まで車を運んでくる予定である。
午前6時15分望岳台(標高940m)を出発。なだらかだが石がゴロゴロした斜面をゆっくり登っていく。7時18分雲ノ平分岐。分岐の少し上の避難小屋からは左手の涸れた沢を渡り尾根にでた。急阪を登っていくと少し晴れ間がでた。
さらに登ると前十勝に食い込む沢の中に残る残雪が見えてきた。
ここから昭和噴火口までは急登だ。8時40分昭和噴火口通過。しばらく広い尾根が続いた。
十勝岳への最後の急登が始まる手前で某銀行登山同好会と出会い、車のキーを渡した。ここからは急登だが、足場がしっかりしているので思ったほどは疲れを感じないですんだ。10時十勝岳山頂到着。残念ながら眺望は良くない。
少し視界の良い上ホロカメットクへ続く稜線の左側には雪が残っていた。
十勝岳頂上で百名山踏破中の女性二人組に合い、集合写真のシャッターを押して貰った。お二人は明日幌尻岳に登る予定で、お一人の方は幌尻岳が百名山最後の山になるという。
「百名山登山でどこが大変だったですか?」と聞くと「残雪期の東北朝日岳でした」という返事が返ってきた。一定の年限で百名山を踏破するためには、残雪期にも山に登る必要がある(あるいは楽しいから残雪期にも登る?)だろう。
20分ほど頂上で休憩して下山開始。
我々が十勝岳を降りだしてしばらくすると彼女たちがスタスタ降りてきたので、道を譲るとあっと言う間に下っていった。体幹がしっかりしていて見ていて気持ちが良い歩き方だった。この足取りであれば残雪期の山の登り降りも問題はない。
11時45分十勝岳避難小屋到着中休止。12時32分望岳台駐車場到着。コーヒーを沸かして昼食とした。
その後今回の北海道登山の最後の山・大雪山旭岳の登山基地・旭岳温泉グランドホテル大雪に車を走らせた。途中セイコーマートに立ち寄りいつもより多めをワインを仕込んで前夜祭に備えた。