金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

サマーラリーの始まりか?ダウ新高値を更新

2016年07月13日 | 投資

昨日(7月12日)米国株市場では、ダウが124.30ポイント(0.68%)上昇し、新高値をつけた。昨日高値を更新したS&P500も続伸した。昨日米国株が高値を更新することは、一昨日の場が引けた後、アルコアが発表した減益幅がアナリスト予想より低く、同社株が急騰していることからほぼ予想されていた。

市場関係者の間では株価が新高値を更新すると高値を追い求めて資金が流入するので、しばらく株価の上昇が続くと言われている。

株屋さんの話だから話半分に聞いておいた方が良いが、低金利の持続期待で多少PERが高くなっても買われ易い地合いにあることは間違いないだろう。

米国相場には「サマーラリー」というアノマリー現象がある。7月にボーナスが出て株を買う人が増えるので7月最初から9月初めまで株価上昇が続くということが言葉の起源のようだ。

一方日本の相場には「夏枯れ」という言葉がある。しかし今年に関しては、参院選での与党圧勝やイギリスの政局安定、更には米国大統領選で民主党のサンダースがクリントン支持を打ち出し、クリントン陣営が有利になってきたことなどから目先世界的な政治情勢の不透明感が後退したことからリスクオンムードが続き、日本株もラリーに入るだろう。

株高は当たり前のことながら気持ちが良い。今日から北海道に登山に出かけるが、株高ムードの中旅にでるのは気持ちが良いものだ。

半年ほど前から予定していたイベントなので、相場に関係なく旅にでたことは間違いないが、気持ちは違っていただろう。

夏はバケーションの季節であり、ラリーが似合うのである。もっともどんな相場にもcorrectionと呼ばれる踊り場・バリュエーションの見直しはある。世界経済はまだまだ弱く中央銀行の超緩和政策や政府の財政出動(およびその期待)で市場は支えられている面が強い。

束の間のラリーの後でリバランス(株を売りキャッシュポジションを高める)することになるだろうが、しばらく相場なんか見ずに自然の中を歩いてみよう。

 

 

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80歳からはスキー

2016年07月12日 | スポーツ

この暑い中、スキーの話題とは何事か?と思われる方も多いと思いますが、今月号の文芸春秋「悠々山歩き」に掲題の記事が出ていたので一言コメントです。

記事は登山家・岩崎元郎さんが連載してきた「悠々山歩き」の最終回のものです。記事によると一歳年齢を加える毎に体力は1%減少し、仮に20歳の時の体力を100とすると70歳では半分になっているそうです。

岩崎さんは70歳の人には「もう少し歩きましょうよ」と声をかけることができるが、80歳の人には無理に勧めることはできないと言います。そして「80歳の人にはスキーを勧めるというアイディアがひらめいた」といいます。

なぜなら「登山は重力に抗(あらが)うスポーツだけれど、スキーは重力に体を預けるスポーツ」だからです。

リフトを使って高いところに登りあとは重力を味方にして滑り降りるだけですから、スキーは登山より長く楽しめるスポーツであることは間違いありません。

ただし80歳でもできるスキーですが、80歳から始めるよりはもっと若い時から始めた方が良いことは間違いありません。

上手く滑ることができるようになる必要はありませんが、基本をマスターしてスキーを働かせるような滑りができると安全で無駄な体力を消耗しないスキーを楽しむことができます。

この点から私も山仲間にスキーを勧めているのですが、ただし全員が賛成してくれている訳ではありません。

中には「自然を楽しむのは好きだが、スキーは嫌いなので山登りをしている」という人もいるからです。

そんな人には「クロスカントリースキーから始めよう」などと色々手管を使っているのですが、必ずしも成果は上がりません。

長寿命化の時代、健康でいつまでも体を動かし、自然を楽しむスポーツを続けたいものですが、そのためにはどこかで少し飛び越えないといけないギャップがあるようです。ギャップを飛ぶなら若い時の方が良いと思うのですが、無理強いする話でもないので悩んでいるところです。

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学会フェイスブックでエンゲージメント率5%、さて実益は?

2016年07月12日 | デジタル・インターネット

1週間ほど前にフェイスブックに一般社団法人 日本相続学会としてある広告記事を書き、50ドルの広告料を払って宣伝を行った。

その結果はリーチ(宣伝を読んだ人)した人12,504名、エンゲージメントした人623名だった。

エンゲージメントEngagementとは「約束、雇用、婚約」という意味だが、フェイスブックでは「いいね!をした人、コメントした人、リンク先をクリックした人」をさす。

つまりこの場合記事を読んだ人の約5%が何らかのリアクションを起こしたことになる。このリアクションを起こした人の割合をエンゲージメント率と呼ぶ。

一般的にはエンゲージメント率は1%前後と言われているから、5%のエンゲージメント率は驚異的な高さと言ってよいだろう。

さて問題はその驚異的なエンゲージメント率が具体的成果に繋がったかどうかという点である。

広告記事の第1の目的は「借金と相続対策」という7月21日に行うオープンセミナーの一般参加者を募るというものだ。

第2の目的は学会HPhttp://souzoku-gakkai.jp/へのアクセス数を増やすというものだ。

第1の目的については残念ながら顕著な成果はでていない(FBを見て参加した人もいると思われるが極めて少ない)。

第2の目的については500名近い人が一度はクリックしてくれたので、目標は達成したといえる。ただし一度訪問してくれた人がリピーターになり、さらには何らかの形で学会とエンゲージメントしてくれるか?という点になると甚だ心もとない。

これは我々学会のHPを運営する側にも問題があるからだ。つまり継続的に訪問してみたくなるような「話題提供力」に欠如しているからだ。

エンゲージメント率は気の利いた記事を書くことで高めることができるが、それを具体的成果に結びつけるのは難しいと感じた次第である。

 

 

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S&P500、高値更新、サイドラインだったハイテク株が貢献

2016年07月12日 | 投資

昨日(7月11日)米国株式市場ではS&P500が新高値2,137.16を付けた。S&P500は5月21日に2,130.82の高値を付けたがその後世界的な景気後退懸念、Brexitなどで値を下げていたが、金曜日にリリースされた雇用統計が予想外に好調だったことを受けて続伸し、高値更新となった。

これは米国市場の関心がイギリスのEU離脱から、国内景気にシフトしたことを裏付ける。

なお昨今のS&P500のリカバリーを支えてきたのは、ユーティリティや消費必需品だったが、昨日の動きを見ると、アマゾンなどハイテク株の好調さが目立った。

これは投資家がリスクオンのスイッチを入れたことのあかしだろう。

昨日の日本株は日経平均が601.84ポイント(3.98%)の大幅上昇。参院選の与党連合の大勝利や昨日発表された5月の機械受注が2か月連続で前月を下回ったことから、大型財政支出が期待されたことによる。

Brexitショックからのリカバリーが遅れている日本株には上昇期待が大きく、今日も続伸が予想される。だが米国株の関心の中心が企業業績にシフトするのに較べて、財政出動や為替動向頼みの日本株に私は米国株より不安定さを感じている。

海外投資家は安倍政権が参院選の勝利をいかにcapitalize(資本化する、活用する)かを見ているだろう。具体的には労働市場の改革より具体的には、いかに雇用市場の流動性を高めて、産業構成のダイナミックなシフトで経済成長力を復活することができるか?に長期的投資家は目を向けている。

海外投資家が本格的に日本株にリスクオンするかどうかはその点にかかっているだろう。

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今週は北海道の4山を目指します

2016年07月11日 | 

今週後半は北海道登山に出かける予定だ。

13日(水曜日)午後女満別空港に入りレンタカーを借りて、少し網走周辺の観光スポットを巡ってから斜里岳登山のベースになるペンションに向かう。この日の天気予報は曇。

翌14日(木)は斜里岳往復の予定。天気予報は曇で降水確率は40%。山頂付近の予想気温は10度前後だ。下山後は雌阿寒岳の麓の野中温泉に向かいそこに一泊

15日(金)は雌阿寒岳登山。天気予報は曇で降水確率40%。山頂付近の予想気温は10度前後だ。この日の登山時間は短いが降りてから、美瑛までのドライブが4時間と長い。

16日(土)は十勝岳登山だ。予報では天気は良くなり晴時々曇り。気温は10度前後だ。下山後は車を旭岳温泉に回しそこで一泊する。

17日(日曜日)は北海道の最高峰・大雪山旭岳に登る予定だ。この日の天気予報も良く晴れ時々曇り。下山後は旭川から飛行機で帰京する。

このプランは私たちの山の会発足10年目の記念登山だ。企画を総てSさんにお願いしていたので、今一つ臨場感に欠けていたが、出発前になって地図を見ていると、女満別、屈斜路湖、富良野など懐かしい北海道の地名に旅情が沸々としてきた。

ところで長い山旅となると(毎日里のペンションに泊まるのだが)、気になるのが、各種のバッテリーの寿命である。スマートフォン用には大型のバッテリーを持って行く予定だが「カメラの電池」「GPSの電池」「ヘッドランプの電池」などと最近の登山は電池依存度が高いことに改めて気づく。そしてそれぞれバッテリーの仕様やサイズが違うから準備が大変である。

極端にいうと「ヘッドランプの電池」以外はバッテリーが切れても、命に別状はないはずだが、楽しい登山と旅の記録はきれいな写真で残したいと思うと、重たくても一眼レフの予備電池は持っていくか?などと考えている。

旅の楽しみは出かける前にあれこれ考えるところから始まっている。

 

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