金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

為替フィンテックWiseでインデックスファンド投資が可能に~イギリスの話だが

2021年09月22日 | 金融
 外貨送金を行っている人ならWiseを利用したことがあるかもしれない。以前トランスファーワイズと言っていた会社で今年前半にロンドン証券取引所に上場した。
 そのWiseが顧客が預り金でブラックロックの iShares World Equity Index Fund に投資することができる仕組みを発足させた。
 World Index Fundは世界の1,557の公開企業の株式に投資するファンドでアップル、アマゾン、アルファベット(グーグル)など著名な企業の株式も含まれている。
 Wiseの顧客は海外送金のために複数の通貨で資金をWiseに預けていることが多いが、この仕組みでは顧客は預け金の最大97%までを投資に回すことができる。つまりWiseに海外送金用のまたは海外から受け取った資金を預けながら、資産運用ができるという仕組みだ。
 Wiseはまずイギリス国内でこの仕組みを運用して、その後欧州全域に広げる予定だ。
 金融業界ではフィンテックを巡る競争が激しくなっているが、Wiseのビジネスモデルには学ぶべき点が多いと私は考えている。
 それは「取り扱い商品をシンプルにして手数料を低く抑えることでシェアの拡大を図ろう」としている点だ。
 今後取り扱いファンドを増やすかどうかは知らないが、株式投資の王道という点では世界の優良企業に投資するWorld Index Fundはコンセプトが明快だ。
 私は地域別の資産配分などあまり意味がないと考えている。
 消費者は良いものはどこの国のものであれ、簡単に買うことができる時代だ。その商品が花王製なのかプロクターアンドギャンブル製なのか気にせずに洗剤等を買っている人も多いのではないだろうか?
 つまりどの国の会社か?ということよりその業界でどのようなポジションにいるか?という方が重要な訳だ。
 話が脇にそれたが、Wiseは個人の外貨送金という分野で確固たる地位を築いた。それは仕組みがシンプルでユーザーの使い勝手が良いからだ。そしてそのプラットフォームの上にシンプルな資産運用サービスを乗せようとしている。
 私はWiseの試みは成功すると思う。
 フィンテックについては日本でも百花繚乱だが、大きく伸びるにはWiseから学ぶことは大きいと思った次第。
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ささみから鯖に変えて良かったイージー薫製

2021年09月21日 | 男の料理
自宅飲み時間が増えているので、たまにツマミを作ります。
大体鳥のささみの燻製が多いのですが、飽きてきたので鯖の燻製を作ってみました。
作り方はとても簡単で買ってきた塩鯖(冷凍)を解凍して、小骨を骨抜きで取ります。
 家庭用燻製器「けむらん亭」にチップを一掴み入れ、アルミホイールを巻いた網の上に鯖半身を乗せます。 

燻製トレイ全体をアルミホイールで包み18分ほど熱を加えると出来上がり。
出来た燻製は30分ほど空気に晒して煙臭さを飛ばしてから冷蔵庫に入れておきます。

 燻製すると鯖の油がしみだしてくるようで旨味が濃くなっていました。
 安くて手頃で一味違ったおつまみが出来上がりました。



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今はまだ押し目買いの理由が見つからず~CNBCジム・クレイマー~

2021年09月21日 | 投資
 過去1年以上にわたって、株が下がれば何も考えず買え、と言ってきたジム・クレイマーは9月に入ってスタンスを変え、キャッシュポジションを高めるように言ってきた。
 そのクレイマーが昨日の米国株の大幅下落(ダウとS&P500は1.7%、ナスダックは2%の下落)の後、「まだ押し目買いをする理由が見つからない」と述べていた。つまりまだ不確実性が高く、株価はまだ下がる可能性が高いというのが彼の予想だ。
 昨日の米国株下落の要因は、中国の不動産デベロッパー恒大グループの破綻懸念から欧州株等が大幅に下げたことが大きい。
 また米国の債務上限問題も不安を高めている。
 恒大については、同グループが破綻しても中国の金融システムに破綻が及ばないように中国政府が対応するだろうという見方が強く、世界の金融システムが動揺することはないとと考える投資家が多いようだ。
 ただし中国政府がどのような対応を取るのか不明なため、市場には不安感が漂っている。
 9月は株価が下がるというアノマリーがあることも、自己予言的だ。
 株価が下がるのではないか?という心理が働くと投資家は弱気の材料を探し始める。弱気の材料を探し始めると、恒大や米国の債務上限問題に加え、コロナウイルスのデルタ株問題、世界的な半導体供給不足、アフガニスタンなどの地政学的なリスクの高まりなど不安材料は山ほどある。
 これらの不安材料は9月発生したものではなく、ずっと以前からあったものだが、相場付きが良い時は株価が下がればすぐ買いが入ったので、問題が顕在化しなかったのだ。
 まあ暫く様子見で行こう。
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さわやか昭和記念公園でお抹茶を一服

2021年09月19日 | まち歩き
今日(9月19日)家内と昭和記念公園に行くことにしました。
目的は日本庭園の中にある歓楓亭というお茶席で抹茶を頂くためです。
なぜ今日抹茶なのか?というと朝「遠くへ行きたい」で竹下景子が山形県の羽黒山に行き、長い石段の途中のお茶屋さんでお抹茶を美味しそうに頂いていたから抹茶を飲みに行こうと思ったのです。
 車を砂川口に駐車して日本庭園に向かって歩き始めると、右手の小高い丘一面に黄色いコスモスが咲いていました。
 広角レンズを持ってきたのでコスモス畑の大きさを表現することができました。

歓楓亭で一服610円のお抹茶(主菓子付き)を頂きました。
歓楓亭は秋になれば、その名のとおり素晴らしい紅葉を楽しむことができますが今はまだ木々は青々としています。


砂川口に戻ってくると右手の「こもれびの里」の中で曼殊沙華が咲き誇っていました。赤い花に混じって時々白い花も咲いていました。
「風を浴びきりきり舞いの曼殊沙華 抱きたさは時に逢いたさを越ゆ」(吉川宏志)という短歌をふと思い出しました。
 昭和記念公園の曼殊沙華は風のない木陰でむしろ静かに咲いていましたが。
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ファックス、裏表の間違いも時には福の神

2021年09月18日 | うんちく・小ネタ
 ファックスはほとんど使わなくなった。
 今たずさわっているボランティア関係の連絡もすべてメールだ。
 ところが先日中学校時代の同級生の女性が開く演奏会の案内が来て、返事はファックスで送るように指定されていた。
 僕らの年代だからメールじゃなくてファックスなんだよね、と思いながらファックスを送ってテレビを見ていると突然固定電話が鳴った。
 出てみると電話の相手は演奏会を開く同級生の女性だった。
 「〇〇ですけど、今真っ白いファックスを頂きまして・・裏表逆じゃありませんか?」
 「いやー、ごめんなさい。最近ファックスを送ることが少ないものだから間違っちゃいました。・・・・でも久しぶりにあなたとお話できて良かったです」と私。
 僕たちは京都の中学校に通っていたけれど、5,6年前から東京周辺に住む同期生が年一回集まって同期会を開催していた。
 演奏会を開く女性とも年に一度同期会で会うことを楽しみにしていたが、コロナで見送りになり、開催の目途が立っていない。
 中学時代の同級生、特に女性の同級生とは同期会でもないと話をする機会がないだけに他愛もない数分の電話が妙に楽しかった。
 特に元気で活躍している人の話を聞くのは楽しい。
 ファックスといえば、昔会社に勤めていたときに、部下がファックスを違う相手に誤送信し、重要情報の漏洩だとかなんとかであちこちにお詫びをして回った苦い経験がある。
 ファックス番号は無意味な数字の羅列なので押し間違いをする可能性が高いのだ。だから電子メールが利用され始めると私は直ぐにメール派になり、極力ファックスを使わないようになった。
 そのため今回自宅のファックス操作を間違って白紙のファックスを送ってしまったのだが・・・
 まあ今回は失敗の余禄の方が大きかったが大抵の場合過ちのコストは高いだろう。もっとメールが普及してくれると助かるのだが。
 
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