正月三が日は少し寒いが天気が良かった。家族で過ごす時間を大切にしたので、山にもゴルフにも行かなかったが、毎日適度に運動をした。昨日は小金井公園まで自転車で出かけ、園内を30分程走った。日頃ジムのトレッドミルで走っていて屋外を走ることは少ないが、ジムが正月休みなので公園を走った次第だ。やはり外の空気の中で走るのは気持ちが良い。今年はもっと外を走ろうと思った。
さてニューヨーク・タイムズを読んでいたら、昨年12月にコロンビア大学のメディカルセンターのスモール教授が発表した「血糖値上昇と記憶力減退」に関する話が出ていた。研究によると「血糖値が上昇すると、脳の海馬の中に歯状回(大脳皮質にあるしわの隆起した部分)に作用して認知・記憶力に悪影響を及ぼす」ということだ。
この場合の血糖値の上昇というのは、糖尿病と診断される程顕著なものでなくても悪影響を及ぼすという。勿論顕著な血糖値の増加は悪影響を及ぼす。別の研究で糖尿病が認知症のリスクを高めることが発見されている。スモール教授は「加齢により、誰でも血糖のコントロール機能が低下する。血糖値の増加が記憶力に悪影響を及ぼすという仮設が正しいとするならば、我々総てが記憶力が減退するリスクを持っている」という。
ノーフォーク大学のある准教授の研究によると定期的な運動(たとえ軽い身体的な活動であっても)は、2型糖尿病の認知機能に与える悪影響を相殺するという。そのメカニズムはまだ明らかになっていないが、インシュリンの働きに関係しているのではないかという推論がある。
以上のような話を総合するとジョギングなどの適度な運動は脂肪燃焼な新陳代謝改善などの身体的な効果だけでなく、脳の機能低下予防にも効果がありそうだということが分かる。これらの学説が定説になるには時間がかかるかもしれない。しかしそれを待っていては記憶力がどんどん減退しそうだ。
今年もジムで体を練り、できるだけ山に登りたいと思う(ワイフは格好の口実ができた )
あなたも今年はもっと積極的に体を動かしてみませんか?