金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ビル・グロスの大胆な賭け

2011年10月16日 | 投資

ビル・グロス、67歳。世界最大の債券ファンド・ピムコ・トータルリタンファンドを今なお運用する債券ファンド・マネージャー。08年の金融危機ではファニーメイ債やフレディマック債を安値で大量に購入し、後にそれらの機関が国有化されたことで17億ドルの利益を上げたグロスだが、今年は読みが外れていた。

彼は今年2月に投資家にインフレのため金利は上がると警告し、米国国債を売り払ってしまった。だがグロスにとって不幸なことに、欧州の金融危機等で経済成長は鈍化した上、米連銀のオペレーション・ツイストの効果で債券利回りは65年振りの低利回りとなった。

FTによると世界最大の債券アクティブファンド・トータルリターンファンドの今年のパフォーマンスは1.1%とベンチマーク(バークレーズ・アグリゲート・ボンド・インデックス)の6%に較べて極めて貧弱だ。

グロスは今年は良い運用成績を残すことを諦め来年に賭けることも可能だったろうが、大胆な賭けにでた。今度はデュレーション(債券の償還期限)の長い米国債を購入することで、長期金利の低下に賭けたのだ。

これに対しては「彼が持つファンドの大きさ(トータル・リターン・ファンドは2,420億ドル)から見て大変危険な賭けだ」(DALインベストメントのブラウン社長)という声もある。

連銀のオペレーション・ツイストでは政府が発行する30年債の9割相当を来年の6月まで連銀が購入することになっている。今週行われたオペーレーション・ツイスト後最初の30年債オークションでは投資家の需要は史上最高レベルに達した。

オペレーション・ツイストに賭けて大胆な勝負にでたグロス。

ウィキペディアによると、彼は純資産21億ドルを持ち、世界で564番目に裕福な男だそうだが、67歳になってもなお大胆なポジションを取る。若い時ブラックジャックで鍛えたそうだが、本当に賭けることが好きな人だと改めて感心した次第。

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雨の土曜日は近間の温泉で一休み

2011年10月16日 | うんちく・小ネタ

10月15日土曜日雨。10月に入って2週連続で泊まりがけで山に行っていたが今週はお休み。偶然ながら天気も悪い。

少し疲れも感じたので、近所の天然温泉に入りマッサージを受けることにした。行き先は「王様のお風呂花小金井店」である。http://www.ousama2603.com/shop/hanakoganei/index.html

自宅から2km程、天気が良いと自転車で出かけるのだが、雨脚が強いので車で行った。開店時間は9時だが午前10時に行くと既にかなりの車が入っていた。皆さん雨の週末は近くの天然温泉と決めているのだろうか?朝早くから混んでいる。

入湯料は1,000円だ(私はメンバーカードを持っていたので950円だった)。

風呂は露天の「岩風呂」や内湯の「不感温泉」(湯温が体温に近く熱さも冷たさも感じない。リラックスして副交感神経が刺激される)、サウナ、ジェットバスなどと盛りだくさんで風呂好きの人ならかなり楽しむことができるだろう。

私は50分ほどで風呂から上がり予約していた40分間のマッサージを受けた。ティップネス(スポーツクラブ)で受けるマッサージに比べると少し弱くて物足りない感じはするが、体をほぐすには良かったようだ。昨夜は中途で目を覚ますことなく8時間熟睡した。

さて来週は又山登り。今度は信州・戸隠の高妻山だ。週間天気予報は今のところ芳しくないので気にかかる。2週連続で近くの天然温泉で週末を過ごすということに成りませんように。

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