金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ネパールトレッキング~4,000mの高みへ

2012年11月23日 | ネパールトレッキング

11月12日ランタンから標高3,850mのキャンジン・ゴンパKyanginggompaに向かう。高度の影響を考えてこの日の歩行時間は3時間程度だ。朝は比較的ゆっくりと8時20分に出発。天気は良いがやや雲が増えてきた。キャンジン・ゴンパの手前、ランタンリルン氷河からの流れをコンクリート橋で渡った少し先で、この谷を深く愛していた神戸大学山岳会のH先輩の慰霊式を行った。

Irei

今回はH氏のご子息も参加。六甲山程度しか登ったことがない、というご子息にはきついトレッキングだったかもしれないが、終わる頃には元気になっていた。お父さんの後押しかもしれない。

12時20分キャンジン・ゴンパのMoonlight Hotel到着。まずランチ。その後ゴンパの上まで散歩することにした。ゴンパはmonastery(修道院)のことである。ランタンリルン氷河のエンドモレーンの下の方にゴンパがあった。そのゴンパの右上方にチョルテンがあり、その上の丘に向かって踏み跡が続いているので、高度4千メートルまで散歩してみた。

4m1

4m2

時間が許せばキャンジン・ゴンパに2,3泊して5千メートル付近まで散歩したかったがスケジュールが合わず、一泊での下山となった。雲が広がり高山から吹き降ろす風に雪が混じってきた。

Eagle

ランタンリルン氷河の奥を見たいと思っていたが、天候回復の兆しがないのでロッジに戻ることにした。猛禽類が放牧地の上を飛び、ヒマラヤらしい風景となった。

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ネパールトレッキング~3,500mのランタンへ

2012年11月23日 | ネパールトレッキング

11月11日 今日も快晴。この日は高度差1,100m程を登りランタンLangtangに向かった。ラマホテルを8時5分に出発。前夜に大体ガイドが「明日の朝は何時に何を食べる?」と聞いてくる。各自がバラバラのものを頼むと準備に時間がかかる(カマドが一つか二つしかない)ので、5人が同じものを頼むようになってきた。この日はチャパティとオムレツを頼んだ、と記憶している。

食事時間については、大体予定した時間より30分程度遅れていた。「そんなに急いで出発してどうするの?」という感じでロッジの人々は簡単に自分達の時計を変えようとは思っていないようだ。

歩き始めると木々の間からランタン峰が時々見えた。

Langtang

やがて川幅が広くなり、広大なU字状の谷となった。

Ghodatabela

ランチを食べる予定のゴダタベラGhodatabelaは近い。

ゴダタベラから3時間程歩くとランタン谷の奥にガンチェンポGanchenpo6,387mが見えてくる。高さの割に堂々とした山である。手前の集落がランタンだ。ランタンには午後4時についた。この日は歩行時間と高度差、疲労の蓄積度から見てトレッキングの山場だった。

Ganchenpo

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ネパールトレッキング~ラマホテルへ

2012年11月23日 | ネパールトレッキング

11月10日 今日も快晴だ。午前7時50分に標高2,130mのThulo Shyabruを出発し、Chopche Kholaという谷を渡ってトラバース気味にランタン谷に下っていった。振り返るとShyabruの村の棚田が美しい。

Shyaphru

9時50分ついにランタン谷の底まで降りた。標高は1,660mだ。この当たりはLandslideという地名だ。「土砂崩れ」という意味だが、ここにくるまでに数々の土砂崩れを見ているので慣れっこである。

Bambooで食事をしばらく歩くと吊り橋が出てきて対岸に渡った。

Crosstheriver

この辺りから上り傾斜がきつくなってきた。午後3時5分標高2,390mのラマホテルLama Hotel到着。

Jungleview

写真のJungle View Guest Houseというホテルに泊まった。

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ヒマラヤ・トレッキング~トロ~シャブルへ

2012年11月23日 | ネパールトレッキング

11月9日(金曜日)快晴。ドーンチェの宿を出てしばらくショートカットを交えながら、幹線道路をシャブル・ベンシに向かって下っていく。10時10分Thulo Bharkhu到着。やがてトレッキング道は車道を離れ北東に向かう。左手の斜面には棚田が広がっている。

Tanada

道がブラバルBrabalの集落にさしかかるころ、トリスリ川をはさんで雪山が見えてきた。ガネッシュ・ヒマールである。

Ganesh_2

乾いた風にタルチョー(祈祷旗)が舞う。ああ、ネパールに来たのだな、と思う瞬間だ。

15時30分 トローシャブルThulo Syaphruのホテル イーブニングビューに到着。トローThuloとはネパール語で「上」という意味というだそうだ。つまり上シャブルである。

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誰でも登ることができる4-5千mの高み~ネパール

2012年11月23日 | インポート

山登り愛好者の夢は「より遠くより高い山」に登ることでしょう。その夢を比較的簡単にかなえてくれるのがヒマラヤのトレッキングだ、と私は考えています。

Annapuruna

(フェワ湖から見たアンナプルナⅡ峰)

その理由を幾つか挙げてみましょう。

  • 例えばヨーロッパアルプスで4千メートルを越える山を登る場合は氷河や岩稜を登ることになりますから、ピッケル、アイゼン等本格的な装備と激しい天気の変化に耐えうる強靭な体力が必要です。しかしヒマラヤのトレッキング道は基本的に地元の村人が交易やヤクなどの放牧で歩いている道ですから、特別な装備や技術がなくても歩くことができます。また天気は安定していることが多くのんびりと歩くことができます。
  • 「ネパール」という言葉は民族的多様性という意味だそうです。はやりの英語でいうとDiversity=人種的・社会経済的な多様性の容認、と考えて良いでしょう。ネパールを少し歩くと実に多くの人種がいることに気が付きます。人々はおしなべて穏やかで寛容です。トレッカーが違和感なく入っていけるのもネパールの特徴です。
  • 食費等のコストが安いのもネパールの魅力。ヒマラヤ・トレッキングで一番役に立つと思われるLonely Planet社のTrekking in the Nepal Himalayaによると、ティーハウス(ロッジ)泊まりのトレッキングで1日の食費・宿泊代は10ドルから18ドル(飲み代別)です。実際ロッジで会った若者は「僕の予算は1日1千ルピー(1千円)」と言っていました。またポーターを使う場合は1日10ドル、ガイドを使う場合は1日15ドルから25ドルというのが相場です(別途チップを払うのが慣例)。以上のようなコストを含めても日本国内や他の国のトレッキングよりかなり安いと思います。

Lamtang2

(写真はキャンジン・ゴンパから見たランタン氷河)

日本国内で企画さたパックを使うと手軽で便利ですが、割高です。「多少の手間はかかるけれど安い現地の旅行会社を使う」ということであれば、かなり安く仕上げることができます。

「時間はあるけれど余りお金がない」我々中高年組にとって、現地の旅行会社を使うメリットはお金の面だけはありません。まず英語が上達します。そしてネパールの人達と直接触れ合うことができます。そのメリットは大きいと思います。

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