金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

リスクが高いファスナー全開型リュックサック

2013年01月02日 | 

年末に瑞牆山登山を行なっていた時リュックサックのファスナーが外れて締まらなくなった。

私が使っている45Lのリュックサックは昨年の夏前に買ったモンベルのものだ。

Rucksack

リュックサックの大部分をファスナーで締めるようにしてあるので、全開すると荷物の出し入れがしやすい構造になっている。

ところが今回の山の準備をしている時ファスナーが周辺のベロを噛み外すのに難儀した。そして山に入って暫くすると、2つあるファスナーのスライダー部分がファスナーから外れてしまった。

Fastener

こうなるとリュックサックの口が大きいだけに手当が厄介である。手持ちのクライミングテープでリュックサック全体を縛り家まで持って帰ったがもっと長い山行だったら大変不便をした、と思う。

本件から学んだこと2つ。

  • リュックサックのように手荒に取り扱う可能性があるもの(ロープでぶら下げて岩場を釣り上げるとか急流で浮き袋の代用品にするとか)は堅牢性を第一に考え、構造はシンプルなものが良い。ファスナーに大きく依存した構造はリスクが高い。
  • モンベルは衣料品等良い製品を作っているがリュックサックに関しては、機能性・フィット感・堅牢性でドイター(ドイツ)など伝統ある専門メーカーに劣る。値段だけで選んではいけない。

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年の始は多摩湖サイクリング

2013年01月02日 | サイクリング

1月2日快晴。大晦日からの飲み食いで体が重いと感じた朝。多摩湖一周サイクリングに出かけた。さすがに正月の多摩湖自転車道は空いていて順調に多摩湖に到着。

Tamako_2

快晴だけれど山の端にはカスミがかかり富士山を見ることはできず。自宅から多摩湖一周して約30km。今年最初のサイクリングだった。

帰路青梅街道沿いの武蔵野神社(公立昭和病院の少し東)に立ち寄ってお詣り。

Musashinojinnjya

境内の七福神

Shichihukujinn

小振りで地元専用のお宮さんという感じだが参詣の方は時間をかけてお祈りされていた。これが本当の初詣の姿なのだろう。

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【イディオム・シリーズ】icing on the cake

2013年01月02日 | 投資

今年のグローバルな投資環境を予想するFTの記事を読んでいたら、次の文章に出会った。

Japan finally emerging from a double decade of the doldrums would really be the icing on the cake for investors next year.

「日本が20年に及ぶスランプから最終的に脱出することは、来年投資家にとってさらなる楽しみとなるだろう」

icing on the cakeには「添え物、更なる楽しみ、最高」という素直に良い意味と「絶対に必要ではないがあれば喜ばれる装飾、余分か飾り」というややネガティブな意味がある。前述の文脈では前者の意味と解したいところである。

米国上院は1月1日未明に財政合意案を可決し、下院に送付されることになった。合意案によると年収45万ドル超の層で所得税が39.6%に引き上げられるが、それ以下の層では所得減税が延長されるというものだ。株式市場はディールを歓迎し、S&P500は1.7%近く上昇した。

今年については世界の市場にリスクは残っているものの、向かい風より追い風の方が勢いを増すという見方をするアナリストが多い。欧州では欧州中銀のユーロを救済するためなら何でもするというコミットが評価されているし、一時懸念された中国にハードランディング・リスクも後退している。

つまり世界的に投資環境は2012年より上向きそうな中で、安倍政権が上手く舵取りをすると投資家は更なる楽しみを得ることができるだろう、というのが記事の趣旨だ。

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ドル円為替は90円へ~2013年予想

2013年01月02日 | 金融

昨年末の急速な円安を受けて「この円安はどこまで続くと思いますか?」という質問を受けることが多くなった。安倍政権が日銀に圧力をかけて円安誘導を図ると観測されるので、市場では円安を予想する声が高く、年末には90円に達するという声も聞かれる(FT ドイツ銀行の為替戦略トップの意見)。

相場にはモメンタム(勢い)というものがある。円高に向かう時は市場参加者が皆円を買うので円は実力以上に高くなる。逆に弱くなると皆円を売るので円は実勢以上に安くなる。

注目しておくべきは、過去の円安時代に流行した円をファンディング通貨に使ったキャリー・トレードの復活だ。円の先安感が強いと、円で資金調達を行い、高金利通貨に投資しても借りた元本が円安で目減りしている可能性が強いから、投機筋が円のキャリー・トレードを復活させる可能性がある。もっともその前提は世界の金融市場が安定していて、投資家のリスクテイク意欲が高まっていることが前提だ。

相場の勢いで円は90円を越えて売られる可能性はあるが、年後半から年末にかけて90円というのは常識的な予想だと私は考えている。

現在1.32EUR/USDのユーロについては当面ショートポジションの巻き直しからユーロは1.35まで上昇するがその後1.20まで下落するとドイツ銀行は予想している(FT)。モルガン・スタンレーも同じようなトレンドを予想している。

このシナリオにのると、今年は米ドルのポジションを高めておくとパフォーマンスが良いということになる。

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