金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

局長の事務奮戦記~ブラウザのキャッシュを無効にする

2013年01月10日 | デジタル・インターネット

パソコン操作で使うキャッシュcacheの元々の意味は「(貴重品・盗品などの)隠し場所」という意味だ。ちなみに現金のcashも発音は同じだ。

コンピュータでは無駄なトラフィックを避けるため、時間のかかるメインメモリーを見に行くのではなく、高速小容量のキャッシュメモリーを参照するように設計されている。これは大変便利な仕組みなのだが問題もある。

当学会では月一度東京都内でセミナーを行なっているが、会場は参加人数を見ながら変えている。開催する会場情報はその都度HPの「新着情報」でお知らせしている。昨日も会場変更情報をHP運営会社に依頼してアップロードして貰った。その後私のパソコンからHPにアクセスして新着情報をチェックしたが更新されていないのである。これはキャッシュメモリーなどファイルが悪さをして古いコンテンツが残っているのである。

個人のパソコンではブラウザのインターネットオプションからファイルを削除することで古いコンテンツを削除することができる。しかし相当数の会員にそのような連絡をつけることは困難だ。

そこでHPの運営会社に相談すると、「WWWサーバ側でキャッシュを無効にする」設定を行うことになった。もっとも閲覧するするブラウザによっては無効にならない場合もあり万能ではないようだが。

便利なものには落とし穴がある、という一例だろう。

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恐怖指数5年半ぶりの低レベルへ

2013年01月10日 | 投資

FTによると恐怖指数と呼ばれるVix指数が5年半ぶりの低レベルに下がり、昨日は13.2となった。Vix指数が下がるということは、米国株(S&P500)の激しい動きに対する保険を買っておこうという人が減っていることを意味する。

株式のプット・オプションの替りに市場が期待しているのは中央銀行のバックストップだ。株価が激しく下落すると中央銀行が大量に資金を供給して金融資産を購入するので、株価の下落は食い止められるという読みだ。

これはテール・リスクと呼ばれる「滅多におこらないけれど万一起きるとカタストロフィックな被害をもたらす」リスクが低下していると市場参加者が考え始めたことを意味する。

だが専門家の中には警告を発する人もいる。FTによるとTD Ameritradeのチーフストラテジストは「Vix指数は向こう数週間高止まりするだろうが、米国で国債発行上限問題が脚光を浴びる頃には高まる可能性がある」と述べている。実際Vix指数の先物は20を超えていて、半年後にはボラティリティが高まると予想する投資家が多いことを示している。

「いずれ株価はドスンと落ちることはあるだろうが、自分はその前に逃げることができるだろう」という妙な自信が世界の投資家を呼び込んでいるのだろう。

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