昨日(7月23日)米国ではS&P500が3.48ポイント上昇して1,987.01ポイントの新高値を付けた。ウクライナでもマレーシア機撃墜事件やパレスチナの緊張が高まるなど、地政学的なリスクが気になる中で、新高値を更新した理由は米国企業の好調な決算だった。
S&P500の内約3割の企業が第2四半期の決算を既に発表している。その内72%の企業がアナリストの利益予想を、73%の企業が売上予想を上回る好決算だった。
ChronはS&P500 ekes out record high as earnings roll inというタイトルの記事でS&P500の新高値更新の背景を記事にしていた。
Eke outとは「苦労して手に入れる」「不十分であると思われることを補う」というイディオムだ。地政学的なリスクや米連銀の金融緩和策の縮小など株価のマイナス要因の中で、企業収益が株価をかろうじて支え押し上げている状況を上手く説明しているイディオムだと思う。
イディオムを理解することはモノゴトの背景を理解する早道だと私は考えている。
なお主要株式指標の内はダウはボーイングの株価下落が影響して、26.91ポイント(0.16%)のマイナス。ナスダックはアップルなどが好調で17.68ポイント(0.4%)のプラスだった。
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