毎日の会社勤めを止めると「自分を吊るもの」を自分で作らないと行けないのだ、ということを感じます。会社に行っている時は、良かれ悪しかれ会社は自分を吊っているものです。企画された計画に乗っていく身であれ、その計画を作る立場であれ、それは変わりません。
しかし会社を離れると自分で「自分を吊るもの(あるいは縛るもの)」を作っていく必要があるのだな、感じます。
私は概ね5年刻みで大きなプランを立て、1年毎にそれを実行する大まかなスケジュールを立て、3か月毎に具体的なタスク管理をするのが、今の自分の状況に合っていると考えています。
5年のという節目は、一般にライフサイクルにあるような気がします。まずかなりのサラリーマンは60歳で定年を迎え、65歳まで再雇用等で仕事を続けます。65歳というのは一つの節目の年(実は5月に65歳になります)です。
まず基礎年金が支給される、都民なので都立公園などの入園料が半額になる、JR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング会員」になることができる、などのメリットがあります。一方ディメリットとしては、介護保険料がポンと跳ね上がる(ようです)、これは私の例ですが、元の職場で入っていた医療共済から外れる(今まで余り使わなかったのに、使う可能性が高まる年齢に外れるというのは少し変ですね)、といったことがあります。
話と5年刻みに戻すと、何か一つまとまったことをしようと思うと5年位かかるのではないか?という気がします。例えば私はその気はありませんが、登山好きの人であれば、深田久弥が選んだ「日本百名山」を全部登るなどというのも、4-5年かけて(つまり毎年20-25山位登るという計画で)取り組むのが無理がないのだろうと思います。
次に5年のプラン(プロジェクトと言っても良いでしょう)を実行するには、年間計画が必要です。年間計画を作るメリットは、「仲間を集めやすい」ということに加えて、飛行機の早割などを利用できるということがあります。
最後に3か月というのも、世の中の一つのサイクルだな、と感じます。私はある小さな学会の事務局を運営しているのですが、その学会ではほぼ3か月単位でセミナーをやっています。そこで3か月単位で、講師の選定、参加者の募集など具体的な活動が回っていきます。
この5-1-3をうまく組み合わせることで、自分を吊り下げていくことができるのだろうと私は考えています。そして自立した生き方とはそのようなものではないか?という気がしてますが、これはもう少し続けてみないと分りません。
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最近出版した電子本
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