金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

活動計画は5(年)、1(年)、3(月)ルールで管理

2015年03月19日 | うんちく・小ネタ

毎日の会社勤めを止めると「自分を吊るもの」を自分で作らないと行けないのだ、ということを感じます。会社に行っている時は、良かれ悪しかれ会社は自分を吊っているものです。企画された計画に乗っていく身であれ、その計画を作る立場であれ、それは変わりません。

しかし会社を離れると自分で「自分を吊るもの(あるいは縛るもの)」を作っていく必要があるのだな、感じます。

私は概ね5年刻みで大きなプランを立て、1年毎にそれを実行する大まかなスケジュールを立て、3か月毎に具体的なタスク管理をするのが、今の自分の状況に合っていると考えています。

5年のという節目は、一般にライフサイクルにあるような気がします。まずかなりのサラリーマンは60歳で定年を迎え、65歳まで再雇用等で仕事を続けます。65歳というのは一つの節目の年(実は5月に65歳になります)です。

まず基礎年金が支給される、都民なので都立公園などの入園料が半額になる、JR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング会員」になることができる、などのメリットがあります。一方ディメリットとしては、介護保険料がポンと跳ね上がる(ようです)、これは私の例ですが、元の職場で入っていた医療共済から外れる(今まで余り使わなかったのに、使う可能性が高まる年齢に外れるというのは少し変ですね)、といったことがあります。

話と5年刻みに戻すと、何か一つまとまったことをしようと思うと5年位かかるのではないか?という気がします。例えば私はその気はありませんが、登山好きの人であれば、深田久弥が選んだ「日本百名山」を全部登るなどというのも、4-5年かけて(つまり毎年20-25山位登るという計画で)取り組むのが無理がないのだろうと思います。

次に5年のプラン(プロジェクトと言っても良いでしょう)を実行するには、年間計画が必要です。年間計画を作るメリットは、「仲間を集めやすい」ということに加えて、飛行機の早割などを利用できるということがあります。

最後に3か月というのも、世の中の一つのサイクルだな、と感じます。私はある小さな学会の事務局を運営しているのですが、その学会ではほぼ3か月単位でセミナーをやっています。そこで3か月単位で、講師の選定、参加者の募集など具体的な活動が回っていきます。

この5-1-3をうまく組み合わせることで、自分を吊り下げていくことができるのだろうと私は考えています。そして自立した生き方とはそのようなものではないか?という気がしてますが、これはもう少し続けてみないと分りません。

★   ★   ★

最近出版した電子本

「インフレ時代の人生設計術」 B00UA2T3VK

「人生の山坂の登り方・降り方」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LYDWVPO/

「英語の慣用表現集」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LMU9SQE/

 

 

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電子本?まだそんなに売れるモノじゃありません

2015年03月19日 | デジタル・インターネット

今月初めにアマゾンで電子本を出版しました。本を売ってお金を稼ごうなどという気はありませんが(多少負け惜しみ)、期待していたほど売れるものではありませんね。

その理由を幾つか考えてみました。

1)内容がおもしろくなさそうだ

2)値段が高い

3)電子本を読んだ経験がないし、読み方も分からない

4)アマゾンの端末Kindleを持っていない

5)電子本を読んだことはあるが、紙の本に較べて読みにくいので、読みたくない

というのが主な理由だと思います。

1)と2)は個別の問題ですから、横に置いて3)~5)について考えてみました。

昨日(3月18日)の日経新聞朝刊によると、「電子書籍サービスを利用したことがない人が74%」「たまに利用している人が14%」「よく利用している人が7%」「過去に利用したことがある人が5%」でした。調査対象は全年齢層でしょうから、私の知人・友人やブログの読者層(中年以上が多いと思われる)に限れば、更に電子書籍サービスの利用経験者が少ないことは明らかでしょう。

日経記事によると電子書籍サービスで一番読まれているコンテンツはコミックですから、素人が堅い本を電子本で出してもそれほど売れないのは当然なのでしょう。

 国内の電子書籍市場は現在約1千億円ですが、シンクタンク・インプレス総合研究所は、2018年には3倍近くに拡大すると予想しています。

電子書籍の先進国である米国で電子書籍の本全体に占めるシェアは2割程度で、これを日本に当てはめると、日本の出版市場は約1.6兆円ですから、電子書籍マーケットが3千億円くらいまで拡大するという見方は妥当かもしれません。

ただ日本の電子書籍サービスについてはちょっと疑問を感じています。

第一にパソコンにダウンロードできないこと(アマゾンの場合。他はしりませんが)

第二に「自分の本をギフト券付きで知人達に贈る」機能~つまり本の贈呈ですね~がないこと

第三に学術的な利用が少ないこと

です。

私が今回「インフレ時代の人生設計術」という本を出した理由の一つは「学会誌出版に電子書籍を活用したい」と考えていたからです。私の本自体は学術的なものではありません(('-'*)が、大小様々な学会が将来電子書籍を使って、素早くかつ安く学会誌を発行できる時代が来れば良いと思いチャレンジしてみた次第です。

そのためには「パソコンで電子本が読める」ということが必須だと私は考えています。

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米連銀、予想外のハト派姿勢で米株堅調

2015年03月19日 | 投資

昨日(3月18日)2日にわたるFOMCを終了した米連銀は、大方の予想通り声明文からpatient(我慢する)という文言を取り去った。

しかしイエレン議長は「Patientという言葉を取り去ったということは、我々が金利引上げの時期を辛抱しないということを意味しない」とFOMC会合の後に述べた。

投資家達は連銀が6月にも金利引き上げを示唆するのではないか?と予想していただけに、このハト派寄りの発言に驚き、株と債券の買いとドル売りに回った。

連銀が金利引上げの時期を少し先延ばしする可能性を示唆した背景には、物価上昇率が予想よりもゆっくりしていることがある。連銀はコアインフレ率(除く食糧・エネルギー)の予想レンジを1.5%~1.8%(昨年12月予想)から1.3%~1.4%に引き下げた。

また今年の通年GDP成長率についても、2.6%~3.0%(12月)の予想から2.3%~2.7%に下方修正した。

ただし雇用環境については、12月より強気の見通しで、失業率については今年中に5.0%~5.2%(12月予想では、5.2%~5.3%)まで低下すると予想した。

 

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