金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ナスダック、15年ぶりの高値。そしてグーグル株も回復基調

2015年03月03日 | 投資

昨日(3月2日)米国ナスダックが44.57ポイント上昇して、5,008.10ポイントとなった。ナスダックの5,000ポイント超えは15年ぶりのことだ。ロイターは「現在のナスダックの株価を押し上げているのは、現実の売上げと企業収益だ」というEvercore ISIのマネージング・ディレクターの声を紹介していた。

昨日ナスダック株価を大きく押し上げたドライバーは、グーグルとチップメーカーNXPなどだった。NXPは規模の小さい同業者を買収することが好感された。

グーグル株を押し上げた要因は良くわからない。グーグル株は第4四半期の業績が市場予想を下回ったため、売り込まれ、僅かながら同社株を持っている身としては少しヤキモキしていただけに、最近の株価回復は明るいニュースだ。

グーグル関連のニュースでは、同社のフライトサービス(最安航空便を自動的に検索するサイト)https://www.google.com/flights/がアップデートされたというニュースや、無人機を使ってインターネット接続がない地域にインターネット接続サービスを開始するというニュースがあったが、それが買い材料というほどではないだろう。むしろ少し売られすぎたので、買い戻されているという程度の話かもしれない。

グーグル株のバリュエーション(P/E)は、24.5倍とハイテク業界の平均129.4倍に較べると極めて低い。もはやグーグル株は急成長を見込む株ではなく、安定成長を見込む株なのである。

私がグーグル株を持っている理由は、安定成長に加えて、グーグルドライブなど同社のサービスを利用しているので多少は協力したいという気持ちである。とはいえ株価上昇はありがたい話だ。

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