金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

Wordpressで作成しているHPが改ざんされた

2017年02月08日 | デジタル・インターネット

私が管理している団体のホームページHPは簡単な更新はWordpressで行っている。そのHPに変な図が入っているとメンバーの1人から連絡があった。

写真は修整前のHPで〇〇がhack(不正侵入)したと書いてある。

考えていても仕方がないので、HP管理会社に連絡をしたところ数時間で修復された。

管理会社によると「Wordpressの脆弱性に起因するもので世界的に発生している」「対策済の最新バージョンにアップデートしました」ということだった。

 情報処理推進機構のHPによると「WordpressにはRest APIの処理に起因する脆弱性が存在します」とのこと。Restとは何か?APIとは何か?チンプンカンプンである。ただしAPI(アプリケーションプログラムインターフェイス)については、最近ネットバンキングのことを調べる機会があったので極大雑把にアバウトな意味(外部ネットワークからシステムを呼び出して使う機能)?は押さえていた。

まあ、とにかく皆で使えるような便利なアプリケーションには落とし穴があるんだ、とド素人的な印象で終わった次第。

HPのハッキングなんて他人事だと思っていたが、起きる時は起きるのですね。

 

 

 

 

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ドイツ連銀総裁、為替操作批判に反論

2017年02月08日 | 金融

米国政府は対米貿易黒字国に対して「為替操作をしている」と批判を高めている。

先週米国のピーター・ナヴァロ国家通商会議代表は「極端な通貨安でドイツ企業は海外の競争相手に対し競争力を高めている」と批判した。

これに対し、ドイツ連銀のヴァイトマン総裁は、マインツで開催されたビジネスマンの会合で「ドイツが貿易相手から搾取するために、通貨安を利用しているという批判は馬鹿げている」「最近のドル高は米国の新政権の政治的発言の結果でホームメードのものだ」と反論した。

2014年には概ね1ユーロ=1.4ドルだったが、最近では1.07ドル弱までユーロは下落している。ユーロが下落した大きな要因は欧州中銀の総額2兆3千億ユーロに及ぶ量的緩和政策の結果だ。

ヴァイトマン総裁は欧州中銀の緩和策がドイツ企業の競争力を高めていることを認めつつも、政治的な為替操作であることを否定するとともに、欧州中銀の政策についてはドイツ国内で議論があると述べている。

また同総裁はドイツ企業は米国で2千7百億ユーロの投資を行い、80万人以上の雇用を創出し、ウイン・ウインの関係にあると述べた。

まあ、このあたりまでは、日本の政治家や日銀も同じようなことを言っているが、ヴァイトマン総裁の次の発言には注目しておきたい。

「ドイツ政府にドイツ国内における投資を促進する施策を求める。それは貿易不均衡の是正につながるからだ。また欧州中銀はインフレ目標の2%に近づいたら、イージーマネー政策の終了に取り掛かるべきである」

★   ★   ★

阿部首相の訪米時に「米国の雇用を拡大するため、米国のインフラ投資資金を投融資する」という土産話がでそうな勢いだが、それが本当に長期的に見て、日米がウイン・ウインになる方法なのか?と疑問を感じざるを得ない。

本当はヴァイトマン総裁がいうように、日本の国内に投資して内需を拡大する方が貿易不均衡の改善につながるのではないだろうか?

日本の雇用状況を改善(非正規雇用者を中心にベース賃金を引き上げる・長時間労働を削減するなど)し、消費マインドを高め、内需を拡大することに資金を活用する方が長期的には日米ウイン・ウインになると思うのだが・・・

 

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