金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「40歳を過ぎても『会社で必要とされる人』読まないけれどギョとする題の本

2018年02月06日 | うんちく・小ネタ

時々日経新聞から書籍の案内メールがくる。あまり読むことはないが、今日のメールに「40歳を過ぎても『会社で必要とされる人』でいるための学ぶ技術」(日経BP社)という本のタイトルを見てギョとした。

私にとって40歳などはるか昔の話だし、今更会社で必要とされる必要もないから絶対に読むことのない本だが、タイトルにはギョとする。

我々が現役で働いていた頃「55歳過ぎたら使えない」といった漠然とした感覚はあったが、使えなくなる年齢が15歳も低くなっていることに驚いた。

「55歳過ぎたら使えない」と書いたがそれは個人の能力や体力からくる話ではなかった。それは昔55歳位になり管理職になると下から上がってくる申請を決裁するだけの人が多かったからである。

40歳位の人は働き盛りで、手も口も動かす人が多いはずだ。決してハンコを押しているだけの人ではないはずだ。ではなぜ必要とされなくなるリスクがあるのだろうか?

あまり深く考えだすと私にとって読む必然性のない本を読むことになってしまうので、深く考えることは止めるが、要は人工知能の進化など大きなパラダイムシフトが起こっていて、それを押さえておかないと「会社で必要とされなくなる」危険性があるということなのだろうと直観している。

「65歳を過ぎても社会で必要とされる人」というタイトルの本ならすぐ買ったのだが・・・・

 

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e-tax申告を修正する

2018年02月06日 | デジタル・インターネット

確定申告の時期である。紙ベースの申告書の受付は2月16日から3月15日の間(還付申告はその前でも可能)だが、e-Tax(電子申告)は1月15日から受け付けている。

2月16日以降になると電話窓口(相談することがある場合)が混むので私は2月初旬には電子申告を行うことにしている。

今年も今日電子申告を行った。ところが最初に送った電子申告にはワイフの年金受取額に間違いがあったことを送った後で気が付いた。

誤っていても配偶者控除額に影響はなくつまり税額に変わりがないのだが、万一後で誤りを指摘されるのも面倒なので、修正することにした。

修正方法は簡単で再度e-Tax申請データを開き、修正する箇所に正当金額を入れて作成完了ボタンを押して作業を終了し、再度送信するだけである。

なお念のため所轄税務署に電話をし「後から送った分が正当です」と伝えた。税務署の担当者は「ご丁寧にありがとうございます」と返事をしてくれたが、特に連絡をしなくても後から送られた申告書を修正済ということで扱うそうである。

このことは後でインターネットを調べると国税庁HPにちゃんと書いてあった。

 忙しい中国税庁の方にはお手間をかけてしまった。でもホームページに申告データの訂正方法が書かれているということは、誤って申請する人が多いということではないか?と妙に安心した次第。

電子申告自体は源泉徴収票や医療費領収書のデータを入力していくだけの作業で面倒ではあるが難しいものではない。

しかし面倒なことは結構面倒だ。

聞くところでは、個人番号が普及している北欧諸国では、個人番号を利用して課税当局が各個人の「確定申告書」を作成し電子的に配信してくれるらしい。

納税者はこの確定申告書に修正箇所がなければそのままOKを押す。また修正箇所がある場合は修正の上返送する。これを記入済申告制度というそうだ。

便利な制度である。マイナンバーを普及させるつもりなら頑張ってそこまでやって欲しいものである。医療費の紐づけは大変そうだが、年金や生命保険などの紐づけは少し頑張ればできない話ではないだろうと私は思っている。

 

 

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ダウ1,175ポイント、史上最大の下落。犯人はアルゴリズム?

2018年02月06日 | 投資

昨日(2月5日)ダウは1日の動きでは史上最大の下落を経験した。米国株は3市場とも大幅下落でダウは4.6%、S&P500は4.1%、ナスダックは3.78%下落した。

昨日は相場に影響を与えるような指標発表やニュースはなく、午前中の一時的な株価上昇の後、だらだらした相場が続いいていたが、午後2時40分頃株価は急落し、ダウは1,600ポイントほど下落した。その後押し目買いが入り最終的には1,1175ポイントの下落となった。

幾つかの記事を読むと引け際の急落はアルゴリズム取引が引き起こした可能性が高いようだ。

それはさておき、先週から続いている株価急落でダウの今年の成績はマイナス1.5%となった。

私は先週金曜日の株価下落について「冷静に?下落」とブログに書いたが、昨日の下落はパニック的な売りによるものだったようだ。

実際のところ昨日は10年債に買いが入り、利回りは金曜日の2.85%から2.79%に下落したが、そんなことはお構いなしに株は売り込まれたようだった。

だが冷静に考えてみると、「合理的な説明がつかないほど急速に株価が上昇した相場」の反動として「合理的に説明がつかない急落」が起きても不思議ではない。

実行犯はアルゴリズムかもしれないが、真犯人は相場に乗り遅れまいとする投資家の欲と恐怖心なのである。

 

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