CNBCにThese 4 charts describe police violence in Americaという記事がでていた。
記事によると米国では年間1千名以上の人が警官の暴力により殺されている。警官の暴力に関する公的統計はないが、Mapping Police Violenceという民間の調査グループが明らかにした。殺害原因は銃による射殺、撲殺、拘束中の死亡など多岐にわたる。
現在アメリカ各地で起きている抗議デモの原因はミネアポリスで偽札犯人のジョージ・フロイドが警官に首を膝で締め付けられ殺されたことが原因だ。ジョージ・フロイドは警官に8分46秒首を絞め続けられた。記事によると反応がなくなってからなお3分近く首を絞め続けられたということだ。
年間1千名の死者というのは凄まじい数字だ。この数字はコロナウイルスによる日本人死亡者数を上回る。
殺害された1千名以上の人の24%は黒人だった。黒人は米国人の13%だから黒人の殺害比率が高いことが分かる。
警官が殺人罪で告訴されるケースは極めて少ない。これは「適格免責」条項により警官による犯人殺害が正当化されているため検察が告訴するケースが少ないことによる。
一方米国では警官も危険な職業である。FBIのデータによると2019年に48名の警官が業務中殺害され、41名が事故死した。
殉職した48名の内40名が白人で7名が黒人1名がアジア系だった。