金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

夏山登山で実感した「楽トレ」の体幹強化効果

2020年08月11日 | 

2ヵ月ほど近くの整骨院で「楽トレ」に通っていました。「楽トレ」というのは筋肉に電気刺激を与えて筋力を強化する一種のトレーニングです。テレビのコマーシャルで目にするライザップもこの電気刺激法EMS(Electrical Muscle Stimulation)の一種ですが、流す電気の周波数が違うようです。「楽トレ」の宣伝文句では「楽トレ」の電気は体の奥のインナーマッスルたとえば腸腰筋にまで届くというものでした。

さて私が受けた「楽トレ」は腸腰筋を鍛えるもので、今年の春の手術(気管支拡張症)前後以来の運動不足で体幹が弱っていたことが気になっていたからです。

体幹の弱りを実感したのは6月の初めに独りで登りに行った三頭山の降りでした。私は比較的降りは得意なのですが、その時は体幹がブレていたようで、帰宅後左右の足に強い筋肉痛を感じました。整骨院で見てもらったところ、「体幹を支えるインナーマッスル(腸腰筋)が弱くなっています。腸腰筋を鍛える効果的な方法が高周波で筋肉に刺激を与える方法です。一回(15分)で腹筋運動何百回分の効果がありますよ」という話だった。そこでやや半信半疑ながら24回のトレーニングを予約し、先日漸くコースが終了した。

「楽トレ」の効果としては、体が引き締まり腹回りが締まるというものも書いてあったがこちらは今のところ目立った効果なし。

ところが昨日御岳沢から鍋割山・奥の院と御岳山周辺を登山したところ、下山時に体幹がしっかりしているという実感を得ました。そして今日になっても三頭山の時のような筋肉痛は起こりませんでした。

このことから私の場合「楽トレ」は腸腰筋を鍛える効果があったと言えます。なお一度腸腰筋を鍛えると10年20年と長期にわたって効果は持続するそうです。つまり私の場合死ぬまで強い腸腰筋に支えられることが可能だ、ということでしょう。インナーマッスルがしっかりしていると転倒防止につながり長時間歩行が可能で、これは健康維持のポイントでしょう。そう考えると24回のトレーニング代は安いものです。もっとも「楽トレ」のうたい文句が正しければ、ですが。

 

 

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RichとWealthyの違い、分かりますか?

2020年08月11日 | 投資

先日WSJにDo you know the difference between being rich and being wealthy?という記事が出ていた。

「あなたはリッチ(お金持ち)とウエルシィ(裕福である)の違いが分かりますか?」という意味だが、私はすぐには分からなかった。RichとWealthyはお金持ちという意味の同意語だからだ。

He is a wealthy manとHe is a rich manは同じ意味である。ただrichは「お金を含めてものが豊富な状態」を指すのに対し、wealthyはもっぱら金銭的な豊かさを指すようだ。

例としてはJapan has a rich history「日本は豊かな歴史を持っている」といった表現がある。一方wealthyについてはwealth management「富裕層向けの資産管理ビジネス」という言葉を思い出すように、金銭的・物質的に富裕というイメージが強い。

だがWSJの記事の意見は違う。この記事を書いた人は近々出版される予定のThe Psychology of Money(仮題 お金の心理学)の紹介を行っている。The Psychology of Moneyの著者は36歳のブロガー兼ベンチャーキャピタリストのMorgan Houselという人で、彼の主張は「お金とは価値を蓄積するものではなく、感情とエゴの導管である」という。

著者Houselのrichとwealthyに関する区別は次のとおりだ。

Richとは「収入が多い」状態を指し、Wealthyとは「お金を使わない自由を持っている」状態を指すという。「お金を使わない自由を持っている」とはどういうことなのだろうか?

著者は「多くの収入が多い人はWealthyではない。なぜなら彼らは自分が金持ちであることを他人に示すため多くのお金を使うからだ」と説明している。

RichとWealthyに関するこのような定義が一般的かどうかは分からない。だが面白い定義だと思う。Richとは収入は多いけれど、見栄のために支出も多い状態で、お金に使われているということができる。Wealthyとは見栄のためにお金を使う必要がない状態ということで、お金を使う立場にあるということだろう。

ところでThe Psychology of Moneyは紙の本は来月出版予定だが、アマゾンで電子本は既に出版されていた。WSJによると242ページのeasy to read bookということなので早速買って読んでみることにした。

Richになることは難しいが、wealthyになることは可能かもしれないと考えながら・・・

 

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