金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

薄商いの中、S&P500最高値に迫る。記録更新は時間の問題?

2020年08月18日 | 投資

夏休みシーズンで取引高が減少する中、S&P500は2月19日につけた高値3,386.15ポイントに迫っている。昨日は9ポイント上昇して3,381.99ポイントで引けた。

WSJにはボストン・パートナーズの市場調査部門の責任者の「高値更新は時間の問題だ」というコメントを紹介していた。3月の底値から米国株は上昇に転じ、今月も今のところサマーラリーで上昇が続いている。

この上昇相場に乗り遅れた投資家もチャンスがあれば、乗り遅れを取り戻そうと虎視眈々とチャンスを狙っている訳だ。資金は潤沢にある。各国政府がコロナウイルス対策で家計に大量の資金を供給したからだ。

その大量の資金は投資先を求めてウズウズしているのだ。もちろんこの先景気が急速に回復するという保証はない。しかし投資の世界には常に保証はない。あるのは蓋然性だ。起こりうることの確率の高さだ。

おそらく投資家が景気の回復についてあるレベルの自信を持った時、待機資金は株式市場に殺到しS&P500を未踏の高みに押し上げるだろう。理由は簡単。お金がダブついているからだ。

ところで昨今はやりのロボット運用がこの時期どのような資産配分を行っているのか?見てみるのも一つの参考になるだろう。私が利用しているTHEOのグロース運用(一番積極型)では、米国の成長株25%、米国の大型割安株20%、日本株19%、中国大型株・台湾の大型/中型株・インド株合計19%、ユーロ圏大型株18%となっている。

グロース運用というのに割安株が2割も入っているなど気になるところもあるが、まずまずの資産配分プランだろう。自分で運用している分はGAFA偏重型で今のところ、ロボットよりはるかに高いパフォーマンスを叩き出しているが、complacencyに陥っている可能性もなきにしもあらずだ。

「大量に余っている資金はいずれ株式投資に向かうしか行き場はない」というマントラを信じるならば、この相場はそれ程難しいものではないかもしれない。

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夏の運動はコロナと熱中症のバランスの中で

2020年08月18日 | うんちく・小ネタ
今朝(8月18日)の東京は雲が多く、昨日よりは少し暑さが和らいでいました。そこで地下鉄を神保町で降りて一駅歩くことにしました。私が使っているドコモのdヘルスケアによると、このところの1日の歩数目標は3,625歩。「スリムにゴー」という語呂合わせ、ということです。健康増進の観点からいうと6千歩から8千歩程度歩くと良いのでしょうが、それでは熱中症になる危険性が高まります。
また人の多いところで活動するとコロナウイルス感染リスクも高まりますからね。
 
難しい時代になった、と思います。何が難しいか?というと「運動」と「コロナ」と「熱中症」のバランスを取らないといけないからです。また今の私には関係が薄いことですが「仕事」「育児」「介護」とのバランスに苦労されている方も多いと思います。
そのような方に較べると「運動」「コロナ」「熱中症」のバランスを考えるだけでよい私は楽なものです。
バランスを取るポイントは一つのことに囚われ過ぎない、ということでしょうね。コロナウイルス感染リスクは怖いけれど、そのことに固執し過ぎると運動不足になり勝ちです。運動不足が続くと、筋肉量が低下し、やがて免疫力も低下する。そしてウイルス感染のリスクが高まるという悪循環に陥ります。
 
従って運動は重要なのだけれど、一日一日の目標に拘り過ぎるのも危険です。
猛暑の日は運動を減らして少し日の陰った時にその分をカバーする、といった柔軟な対応が熱中症を予防するはずです。
コロナが私たちに教えてくれることは、バランスの取れたしなやかな生き方を工夫しなさいということなのです。



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